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79 飛び降りるのは、私
依然として飛空艇乗りは、何も応えない。
ただ、妙だな、と呟くのみ。
「降ろしてくれるだけでいい。迎えは無用。待っていてもらわなくてもいい」
セカセッカスキは返事の代わりに、徐々に高度を上げ始めた。
スジーウォンは立ち上がった。
スミソも立ち上がり、親指を立ててみせた。
と、サブリナが口を開いた。
「あなたたちの目的。なにかを手に入れることじゃない?」
ぎくりとした。
やはり、この女はそれも知っていたのか。
確かにこの状況で、ある人に会うために、という説明は意味をなさない。
「私の想像だけど」
サブリナは床に視線を落としたまま、静かに、しかしきっぱりした声で言った。
「ニューキーツからこんなところまで、しかもフル装備の兵士が二人も来るなんて」
と、眼を上げた。
「それ以外に考えられないもの」
サブリナが立ち上がった。
そして、セカセッカスキの肩に手を置いた。
「ハッチを開けるわよ」
と、ハッチのレバーを握った。
「ここで飛び降りるのは、私」
「なっ!」
「ね!」
サブリナが微笑んだ。




