表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/345

49 見せてやる!

 なに!


 ものすごいスピードで、迫ってくる黒い集団がある。

 セカセッカスキが進路を変えようとするが、と思った瞬間にその集団は、飛空艇を掠めて後方に飛んでいった。


「おおおっ!」

「パリサイド!」

「見ろ!」

 セカセッカスキが叫んでいる。

「見えるか!」

 乗客の窓からは、後方は見えない構造だ。

「どうなってるんだ!」


「見せてやる!」

「ぎゃっ」

 セカセッカスキが、強引に機体を持ち上げた。

「グハッ!」

「我慢しろ!」

 機体は垂直に立ち上がったかと思うと、そのまま一気に宙返りを始めた。


「うわああっ! 格好いい!」

 アビタットが叫んでいる。


「すごいぞ!」


 パリサイドの集団は、飛空艇と戦闘機の間に割って入り、その中間に浮かんでいた。

 と、はじけたように広がり、あっという間に巨大なスクリーンになった。


「こいつはいいぞ!」

「やれやれ、パリサイドまでお出ましだ!」

 セカセッカスキがうれしそうに吼る。


「これじゃ、やつらも攻撃できないぞ!」


 空中のパリサイドは数名。

 いずれも戦闘機の方を向き、飛空艇には背を見せている。

 空中に立つように飛び、羽根の腕を広げている。


「やつら、どんな飛び方もできるんだな」


 立った姿勢で、強烈なスピードで後ろ向きに飛んでいることになる。



「助けてくれようってのか!」

 空に黒い幕が広がり、戦闘機はすでに見えない。

「こりゃいいや!」


「おい! これじゃ、俺達もあそこに突っ込んじゃうぞ!」

「ガハハハハ!」

「セカセッカスキ!」

「心配するな! 真っ直ぐ後ろ向きに飛んでるぞ!」

「なっ」

「離陸のときに、陸地を見たいって酔狂な客もいるんでな!」

「それを先に言え!」

「艇体だけが宙返りさ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ