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409 ついてってあげる
「チョットマ。どうしちゃったの」
「あっ!」
ニニ!
「スミソっていうの? あんた達だけで、ここを歩けないでしょ」
「ニニ、なのか……」
ンドペキの呼びかけに、ニニは少し微笑んでから、改めてスミソに向き直ると、
「どうするつもりなの?」
と、問うた。
「どうって……」
スミソは口ごもりながら、再びヌヌロッチを見たが、レイチェルSPは両手を広げてみせただけだ。
「まあ、当てがあるわけじゃないんだけど……」
「ここのこと、知らないでしょ」
「ああ、全く」
「あてどなく歩いてっても、なにも見つからないよ。それに、危険な場所も」
「だろうな。でも」
聞いて回り、探し回るしかない、とスミソは言う。
「ついてってあげる」
ンドペキの心配をニニが代弁してくれたようなものだった。
そう言ってくれたことで、かなり安心はできるが、まだ不安は拭えない。
あの溶岩がニニになった。
あるいは、ニニがあの溶岩だったのか。
どちらでも同じことかもしれないが、ンドペキは目の前の女性が本物のニニなのか、まだ半信半疑だった。
と、ヌヌロッチが、ニニに声を掛けた。
「ニニ、そうしてくれるか」
ンドペキはほっとして、小さく息を吐きだした。
「見て」
今度は、老人が二人、歩いてくるのが見えた。




