263 ここで成敗してください!
パリサイドが「まあ、落ち着けよ」と手を広げたが、チョットマの口はもはや止まらない。
「私! 隊にいても何もできない! 何の役にも立てない! みんなの足手まといになってるだけ!」
「そんなことあるか!」
私!
仲間を何人も殺してしまったんだ!
私が馬鹿なばかりに!
「まあ、それは」
「スミソ! あなたは黙って!」
ハクシュウ!
隊長!
ああ、ハクシュウ……。
スミソ!
わかる?
ンドペキ!
わかる?
分かるわけないでしょ!
ハクシュウは私を守ろうとして殺されたんだ!
殺されたんだよ!
ブロンバーグに!
私!
目の前にいたのに、何もできなかったんだ!
私のために戦ってくれてるのに!
私!
何もできなかった……。
私みたいな馬鹿のために、ハクシュウは死んだんだ!
目の前で殺されたんだ!
ううううっ!
私、どうしようもない隊員なのに!
攻撃隊の恥なのに!
ハクシュウ!
どうして!
うううっ!
なぜ!
う、くっ!
ンドペキは、どうしてチョットマを慰めればよいのか、わからなかった。
ハクシュウが殺された?
その意味も理解できなかった。
プリブとハクシュウとチョットマが街に向かったかつての作戦行動のことなのか、先日のクシの事件のことを言っているのか。
チョットマ!
再び近づこうとしたが、チョットマはまた後ずさりしていく。
「来ないで!」
「チョットマ」
「私、除隊します! ううん、追放してください!」
「なに言ってるんだ」
「追放してください!」
「おい!」
「それがダメなら、ここで成敗してください! 殺してください!」
いい加減にしないか!
ンドペキはそう叫びたかった。
我慢できなくなりかけていた。
どうしたらいいのかもわからなかった。
チョットマ。




