表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

397/481

397 ニューキーツの前長官?

 仕方ないことなのだろう。

 なにしろ、前触れもなく、三万人もの市民がなだれ込んで来たのだから。


 ただ、この次元には数百万ものアンドロが住んでいるはず。

 もしかするともっと多いかもしれない。

 それに元々、人の住む次元の物資のほとんどは、このアンドロ次元から供給されているものだ。

 すぐにその態勢は取られるのではないか。



 しかし、

「実は、今……」

 と、ヌヌロッチが説明してくれた内容に、ンドペキは言いようのない不安を覚えた。

 現在ここに、アンドロはわずか数百人しかいないというのだ。


「なん?」

 口調が思わず強いものになってしまった。


 ヌヌロッチの表情は益々曇り、「話せば長くなります。まずは……」


 そう。

 まずは市民をその居住エリアに案内するのが先決。



 振り返れば、群衆の影がおぼろに見えている。

 特段の変化はないようだ。

 パキトポークは、苛立つ市民を前にして、首を長くして待っていることだろう。



「あ、いや、すまない。これから、いろいろ厄介をかけることになる。よろしく頼む」

 ンドペキはヌヌロッチに頭を下げた。


「それから、言いそびれていましたが、あの女性。広場でカルベスを起動させた」

「ああ」

 タールツーの件だ。

「あれは、タールツーではありません」

「は?」



 なんとなくそんなことだろうと思っていた。


「あれは、キャリーです」

「キャリー?」

「ニューキーツの前長官です」

「えっ」

「以前、仕えていましたので、見間違うことはありません」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ