第30話 姉妹の力
第1章完
改稿前とは違う締め方、第2章もどうなるのでしょうか・・・。
アリス、作者のタスクが溜まってきてます、少し休憩を・・・。
「アポスちゃんたちも、御霊は顕現できるレベルで分割してたのね。」
「はい♪アリス様、僕はアリス様に会えて嬉しいです。1億年ぶりくらいです。すっごく嬉しいです。」
「アポスは元気よね、はぁ。シリスとしては、はぁ、アリス様に会えて嬉しい、はぁ、けど疲れているから静かに話したい、はぁ。」
とても明るく元気なボクっ娘のアポスは、声とは裏腹に、褐色の体を黒いドロドロした物で覆われており、闇の住人と言われたほうが納得してしまいそうな神である。
ため息ばかりのシリスは、少し聖職者の様なシスター衣装で顔をヴェールで隠している。聖職者の姿なのに闇を抱えてそうな雰囲気のある神。
「御門姉は、魔法系かと思ったら盾も使うのか。」
(もしかして、回復系魔法使いは中級スキルの代わりに武術スキルを取得可能なのか?)
「えぇ、姉として、妹を守りたいと考えたので、回復魔法と盾を中心に育てられる職業を選びました。」
湊の質問に答える御門姉は、正に姫騎士、礼儀正しく、凛とした姿は、カッコよささえある。
しかし、そんな姉の発言に妹が、待ったをかけた。
「お姉は、くっ殺なエロゲー聖騎士が好きなだけ。」
「美穂、余りそういう事を殿方の前で言わないで、大好きですけど、すっごいときめきますけど、・・・。」
「湊のヲタク全開のブツブツ独り言に近いものを感じるわ。」
「はぁ~、お姉は前から、気高くて綺麗な物が大好きなんだけど、ゲーム嗜み出してから性癖歪んだ。」
「・・・変態姉妹?」
「ちょっと、辞めてくれる。別に私は変態なんかじゃないわよ。」
「大丈夫です、美穂さん。湊さん以上の方はそうそう居ませんから。」
「そうそう、私たちも湊見たせいで、そのあたりは普通ってしか感じないよ。」
「少年、変態扱いされてる。まぁ、わかるが。」
「ニシシ。しょうがない。」「なのだ。」
自分の世界にトリップした御門姉を他所に、湊と比較してまともと判断するパーティーメンバー。しかし、当の本人は何も知らぬ顔で、御門妹のステータスを見る。
「貴方、本当に精神図太いわよね。」
「気にしても無駄だからな。所で御門妹、このレガリアについてはどのぐらい理解している。」
「これは、追加したルールによって、バックラッシュが大きく変わるわ。例えば、前に『パラメーターの身体を1秒間だけMAX』ってしたらこの通りよ。」
美穂が左手を上げると、真っ黒になり、所々ひび割れにも似た赤い模様が小指を覆っていた。
「この小指は、全く感覚がないわ、壊死とは違う。試してから3カ月以上経つのにこのまんま。」
「うわぁ。美穂、それは大丈夫?」
「心配されてもうれしくないわよ。気にする必要ないわ。小指だもん。」
全員が心配する中、湊もその小指を凝視する。恥ずかしいのか、照れ隠しなのか、御門妹は遠くを見続けている。
「何よ。あんたも心配してくれるの?」
「いや、今後の参考にと観察しただけだ。本人が、気にしてないことを気にしても無駄だし、大前提、俺には、御門妹のこの状態をどうにもできない。つまり、考えるだけ無駄だ。」
「あっそ。」
「なんだか、妹ちゃんが可哀想になるわ。湊の対応は。」
「はい↓僕としても、僕の子に優しくしてほしいです。」
そして、拠点に着いた。
湊は、素材やらの荷物を倉庫にササッと片付けると作業部屋へと向かった。そんな湊を追うように、濡れタオルでさっと体を拭いて着替えた舞も、湊を追った。
「それじゃ、俺はスキル上げをしているから後は任せる。」
「・・・私も。」
静寂、新たなメンバーが入っても変わらぬ対応を見せる2人に、凛たちは若干呆れつつ、気を取り直して御門姉妹に向き直る。
「「あの2人は。」」「「はぁ~。」」
「しょうが無いわよ」「なのだ。」
「それじゃ、まずはお風呂から入ろうか。」
「そうですね。お風呂に入って、色々とスッキリさせましょう。」
「「お風呂!!?」」
やはり、女子。お風呂に喜びを感じている。特に、御門姉妹は転移してから、水浴び程度しかできておらず、そろそろ限界であった。
「それにしても、詩乃さんは凄い体してるね。私と同じくらいのスタイルに凛以上の胸って。モデル顔負けどころじゃないよ。」
「良いことばかりじゃないですよ。大きすぎる胸のせいで、似合う服が限られますし、男性からはジッと見られます。基本、Bホルダーで胸を小さく見せて服を着ることが殆どですよ。」
「分かります。胸は程よいほうが何かといいなって思います。」
ちなみに、御門姉は通常時はHカップ、Bホルダー着用時でGカップである。
御門姉の巨乳苦労に対して、凛も同意しており、巨乳には巨乳の苦労があるのかと、未来は思うのであった。
「美穂さんも小柄でとてもかわいらしいですね。私もツイテに興味はあるのですが、どうも似合わなくて。」
「ふっ、小柄なんて私気にしてないから。笑いたければ笑えば、双子で比べられることなんてよくあることなんだから。」
「そ、そんなつもりで言ったわけではないですよ。」
「ふふ、湊くんは気にしないですよ、美穂。それに私も、貴方は可愛いと思います。」
「お姉!そこでなんであいつの名前が出るの。」
「ふふ、初めてですものね。色目で私たちを見比べない男性は。」
「だ、だから違う。変なこと言いう、バカ姉!」
凛と未来は2人のやり取りを見て思った。湊はハードルが高く、しかし、上手く行けば高物件、美穂さんファイトと。
まぁ、無理だろう。
(「いや、不可能だろ。」)
(「諦めるのだ。」)
(「「2人との!しー。」」)
「さて、スッキリしたところで、今度は2人の寝床だね。」
「そうですね。客室は1つしか用意してませんでしたし、私が未来さんの部屋に行くので、私の部屋を使ってもらいましょうか?」
「悪いですよ。私たち双子は別に1つの部屋でいいですので。」
「そうよ、変な気を使わなくて結構よ。」
「しかし、」
「あ~、凛。そこは気にしなくて良いっぽいよ。」
「えっ?」
凛が客室内を見る未来の方を見ると、簡易ベットがもう一つ準備してあり、その上には幾つかの日常品やシャツなどが置いてあった。湊がお風呂に入っている間に準備しておいたのだろう。
なんだかんだで、優しいやつだと4人は思った。
「所で、何故あの方は私たちの採寸も無しに服を用意できたのでしょうか。」
「まさかッ、覗き!」
「いえ、湊さんは目算で完璧に採寸されますので、そのためかと。」
「私たちの時も、湊。一発でスリーサイズ以上の情報出してたもんね。」
凛たちは、自身の装備を受け取る際のことを思い出し、流石は湊だと思った。
しかし、そんな空間に御門姉が爆弾を落とす。
「しかし、私は日頃、胸を小さく見せてますが、こちらの服、元の大きさに合わせられてますよ。」
「「「「「・・・」」」」」
(ま、まさか。)
湊にいらぬ誤解が出来たのであった・・・。
※くれそうにないな・・・。
いつもはYouTubeで活動してます。
平日夜には作品の制作配信してますので観に来てください
https://www.youtube.com/channel/UC3wzuZXPJ0Izmji-vlTWgdg




