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夏休み前の1日

「では、皆さん夏休み羽目を外しすぎて学校に苦情の電話が、来ないようにしてくださいね」

担任の藤本先生が、今学期最後の忠告をするそれと同時にクラス委員長が号令をして一気に、クラスが夏休みどうするかムードへ、移行する。

「あいつら終わってるかな。聞いてみるか」

そう思いスマホを取りだし、LIMEで聞いてみる。僕がこの学校でとても仲良くしている2人と、今日は学校に区切りが着いたとゆうことで遊びに行く予定だ。

(終わったか?)

(もちろん拙者たちは、5分前に終わってるでござる)

(わかった今そっち行く)

そう言って2人の所へ行く。2人は、同じクラスで僕だけ違うクラスで高校に入ってからできた友達だ。なぜ仲がいいのかは、前に入学最初にあった学校案内で仲良くなった。

「ごめんまった」

「特に待ってないだござる」

「お前のクラスいつもショートホームルーム長いよな」

この2人はさっき言ったとても仲のいい、張川颯(はりかわはやて)雨川葉大(あめかわようた)颯は、さっきからの口調通り少しオタク気質なところがある、葉大はなんか…色々とできる。

「それでどこ行くんだっけ?」

「行くなら、あそこじゃないここから2つ駅隣の」

「あーあれでござるな」

そんなことを話しながら、駅の方向へ向かう。うちの高校周辺は、住宅街で近くに商業施設のようなものはほとんどない。

「て言ってもやる事ある?」

「まあ、プラプラしてれば見つかるだろ」

「それなら拙者ゲーセンに行きたいでござる。最近音の鉄人に新曲が出たらしいので」

「お、まじかやろうぜ」

葉大は、以外と音ゲーをするらしくゲーム内の段位でそこそこのものを持ってるだとか。

「よし着いたなまずゲーセン行っちゃうか、時間経ちすぎると面倒だし」

現在16時夏休み前だとゆうのに、通常授業があったためこの時間で、俺たちはまだ15歳なため時間で年齢制限が、かかるから先に行った方がいいのだろう。

「音の鉄人空いてるでござろうか」

「まあ、4台くらいあれば空いてるだろ。てかお前どうする?一葵」

「僕は、音ゲーとかあんまり得意じゃないし見るかなんかクレーンゲームとかやっとくよ」

「わかったじゃあ俺たちの勇姿を見るがいい」

(そういえば、神楽坂さん1人で帰ってるのかまあいいか)

そういえばで思い出した1人の少女、1人で帰らせるのは少し可哀想だが帰ってもからかわれるだけなのでまあいいだろう。

「空いてるかなー、てまじかめっちゃ並んでる」

行ってみると、そこには全ての台にそれぞれ7人ほど並ばれていた。

「もしかしてここにいる同士たち、全員同じ考えでござるか」

「そうっぽいな一葵俺達並ぶからどっか見てきていいぞ」

「わかった、終わったか飽きてきたらこっち来る」

ちょっとしたトラブルにより、僕と2人は別れて行動することになった。

「まあ、暇だしクレーンゲームやるか苦手って訳では無いし」

昔クレーンゲームにハマりすぎて、ほぼ毎日通うことによってそこそこの腕を手に入れた経験がありそこそこクレーンゲームは、得意な方だ。

「あ、いた一葵探したぞ」

「お、とれた。ごめん結構クレーンゲーム楽しくて、お詫びに取った菓子あげるよ多すぎて消費手伝って」

「にしても結構多いでござるね。で今取ったのが、おー!スーパーガビィのBluetoothスピーカーでござるか。結構良い奴ですな」

「まあ、僕ほとんど知らないけど妹が好きって言ってたからついでに」

僕は、あまりゲームはする方ではなくゲームとゆうよりかは動画派だ。

「もしかしてお前シスコンか?」

「いやいやそこら辺の兄妹より仲良い気はするけど、シスコンってわけじゃないよ」

「それゆうやつ大体シスコンでござるよ。とゆうかそれ福引券着いてござらんか」

「お、ほんとだ引いてこよ」

見つかった福引券で、意気揚々とガラガラを回しに行く。

「おめでとうございます、5等いい感じのヘアピンです」

10等中5等の景品らしいいい感じのヘアピンらしい、向日葵と太陽の装飾が着いた夏らしヘアピンを渡される。

「適当だし、なんかそうが絞られる感じの景品だな」

「ま、まあいいやこれは妹にあげるとしてどっか回ろっか」

なんとも微妙なものを貰って、少し顔が引きつってる気がするが気お取り直して回り始める途中見覚えのある胸と顔を見た気がするが他人の空似だろう。

「いやー楽しかったでござるね、今や20時15分」

「そうだなそれじゃ俺達こっちだから」

僕は、皆とは違う方向のため乗る駅は反対、ここで別れることになる。

「そうか、じゃあ時間があればまた夏休み遊ぼうね」

そう言って別れ学校方向の電車に乗る。

「今思ったけど、これ学校のとこで一回降りて帰路歩いていつもの駅行くの非効率だな」

今乗っている電車と、僕の帰りの電車の方向が違うためまた乗り換えが必要とゆうめちゃくちゃ面倒な位置に家がある。

「やあ、一葵君もしかして君もここに遊びに来ていたのかい?」

さっきの他人の空似が他人の空似では、なかったことを告げる声が聞こえる。

「あれ、神楽坂さんもですか奇遇ですね。途中まで、とゆうかほぼ一緒ですけど帰りますか」

「うんそうだね一緒に帰ろ」

僕と神楽坂さんの家の方向は、同じため途中まで一緒だ。とゆうかなんか物凄い元気だな。

「神楽坂さん電車来ましよ」

「お、ほんとだ乗ろ乗ろ。あとこれはいあーん」

そう言って神楽坂さんが持っていた紙袋から、丸く砂糖のようなものがかかったものを取り出す。

「?まあいいか。あ!これベビーカステラですか」

「実は、さっき買ったはいいけどなかなか減らなくて。ほらどんどん食べて」

そう言ってわんこそばの要領で神楽坂さんの手から、僕の口へあーんが行われる。僕は、そこそこ甘いものが好きなので嬉しいが、周りから見たらバカップルと思われるのではないだろうか。

「神楽坂さん、これ今思ったんですけどこれ周りから見たらバカップルに見えませんかね?」

小さく神楽坂さんの耳元で囁くと、わんこそばの手が止まり神楽坂さんが周りを見る。

「そ、そうかもねじゃあ全部どうぞ」

さっきの元気はどこ行ったんだ、と思うくらい投げやりに紙袋を渡してくる。残りは、家で食べよう。その後無言の10分2駅の後いつもの帰路に着く。

「夏だけどこの時間になると、やっぱ暗いですね」

「しかも夏だから、涼しさを求める露出狂とか出るかもね」

「露出狂って、そんな目的で動くものなんですか?」

そんな他愛のない会話を2人20時30分の暗闇でする。

「そういえば、さっきのベビーカステラのお礼を」

「いや、そんなお礼だなんて処理に困ってただけだから上げただけだし」

「それにいつもお弁当作って貰ってるので」

そう言ってさっき、福引で貰った夏の風景を模したヘアピンを取り出す。適当で僕から貰ってもく嬉しくないだろうけど、神楽坂さんの名前的に。

「ほんとにさささやかですが、これをどうぞ」

「何これヘアピン?」

そんな質問をなげかける神楽坂さんをよそに、フラッシュをたいて写真を撮る。

「まぶし、ちょっと急に写真は…可愛いありがと!」

「元々妹にあげようと思ってたんですけど、神楽坂さんの方が似合うと思ったのとお礼です」

「え!妹ちゃんいるの?いいなー」

「神楽坂さんは、一人っ子なんですか?」

「いや、お姉ちゃんがいるんだけどどっちかってゆうと妹が良かったなって」

兄弟姉妹あるあるな悩みを話す神楽坂さん、付けたヘアピンは長く綺麗な髪に良く似合うものだった。

運命の引きが強い陽葵ちゃん

「陽葵、早く行こ。そんな遅いと夏休み終わっちゃうよ」

「まだ、始まってないでしょ」

「ちょっと待ってすぐ行くから」

私たちは、今日夏休み前最後の1日とゆうことでいつもの4人で、近くのシッョピングモールに行く予定だ。

「じゃ、とりあえず服とかでも見に行く?」

「いいねそれじゃあ最初に行こうか」

千秋(ちあき)ちゃんの提案により最初に行く場所は、服屋になった。ショッピングモールとゆうこともあり沢山のアパレルショップがある。

「陽葵ちゃんこれ似合うんじゃない?」

「私、あんまり服とか興味無いからいいよ」

「でもいいの?陽葵ちゃんの可愛いとこ、彼に見せなくて」

「いやいや、彼氏とかいないし。そもそもそんな人…」

何故か最近仲間内で、私に対する彼氏いるだろみたいないじりが多くなった。

「いつも水木に一緒に食べてる人、男じゃないの?」

「違うから、もうほっといて」

感ずかれていのは、仕方ないかもしれないけれどこの気持ちは千秋ちゃんたちには、秘密にしておきたい。

「もう拗ねちゃって。まあいいやとりあえずひととうり見たしどっか行きたいとこある?」

「あ、私本屋行きたい」

「いいけど、陽葵本好きだっけ?」

「いや、料理の本欲しくて」

家にも何冊か母とお姉ちゃんの本があるが、あまり初心者向けのものではなく中級者向けのものが多く、初心者でもわかりやすいものが欲しかった。

「やっぱり男?」

「違うから!最近自分の料理出来なさを実感する事があったから、最近料理してるの」

「でも私も料理系の本ちょうど欲しかったから行きたい。趣味のお菓子作りだけど」

「まあ、断る理由ないし行こっか私好きな本の新刊出てて欲しかったし」

知らなかったけど、愛菜(あいな)はお菓子作りが趣味らしいその力を分けて欲しい。

「いやーやっぱり、本屋はいいなー。見てるだけでも楽しいし」

「だよねー私も、好きなBL書いてる先生の新シリーズのやつとか人気でどこでも売り切れだったけどここに売ってて良かった」

好きな本が買えてほくほく顔の、千夏ちゃんに賛同するBL趣味の、志織ちゃん。

「でも、BLって何がいいの?」

過去に友達に勧められて呼んでみたけど、あまりそそられなかった経験がある。

「BLはね、やっぱりイケメン同士の絡みから生まれる少女漫画とは、また別ベクトルのてぇてぇがあるのが魅力だよねあとは…」

聞いたのは、私だけどその後暑苦しいほどの熱弁を10分ほどされた。

「あ、ベビーカステラあるじゃん買お」

熱弁の後みんなで、夜ご飯をフードコートで食べたあと駅の方向に向かっていると、ベビーカステラが売っていた。

「陽葵まだ食べるの?さっき結構食べたでしょ太るよ」

「もう、うるさいなー。甘いものは別腹だし、半分食べて残すから多分」

「多分って。まあいいか私もちょっとちょうだい」

「袋の大きさどう致しますか?大中小の3つがありますが」

「大で」

聞かれた大きさに即答して返す。

「1番大きいの行ったね」

「しかも袋の9割入ってる」

ベビーカステラは、ひとつひとは軽いけれど普通位の紙袋となると少し重い。

「全然減らない、助けてー志織ちゃん食べても食べも8割から減らないよー」

「もう、さっき言われたのにでも私たちこっちだから」

帰りの方向が、皆とは違うため私達は駅のホームで別れることになる。

「陽葵お前のことは、一生忘れないから」

「陽葵が、引っ越すわけじゃないんだから。じゃあね陽葵」

「じゃね、またいつか」

そんな軽いノリでわかれ、みんなとは違う方向の電車のホームへ向かう。

「そういへば今日、一葵君とは一緒に帰れなかったのか最終日の最後のさよなら言いたかったな。あれあそこにいるのは…」

ホームに着くといつもの見知った、かっこいい顔を見るだけでも嬉しくなって声が、頭の中で再生される人がいた。

(もしかして一葵君も、今日遊んでたのかな?しかもそしたら一緒に帰れる、考え方によってはデートの帰りに見えるのかも)

「やあ、一葵君もしかして君もここに遊びに来ていたのかい?」

「あれ、神楽坂さんもですか奇遇ですね。途中まで、とゆうかほぼ一緒ですけど帰りますか」

「うんそうだね一緒に帰ろ」

今日一緒帰れず少し落ち込んでいたけど、そんなのがなかったくらいの元気が湧いてくる。

「神楽坂さん電車来ましよ」

「お、ほんとだ乗ろ乗ろ。あとこれはいあーん」

「?まあいいか。あ!これベビーカステラですか」

「実は、さっき買ったはいいけどなかなか減らなくて。ほらどんどん食べて」

ほとんど減らなかった、ベビーカステラを食べている一葵君は、いつものお弁当の時とは違った笑顔で、それは私の料理が微妙だからか、甘いものが好きだからのどちらなのだろうか。

「神楽坂さん、これ今思ったんですけどこれ周りから見たらバカップルに見えませんかね?」

「そ、そうかもねじゃあ全部どうぞ」

(なんか、結構攻めたことしてたみたいでも、一葵君が気居たってことは少しは意識してたのかな。でも恥ずかしい)

そこからは、気まずい空気があって帰路に着くまで話せず無言の10分だった。

「夏だけどこの時間になると、やっぱ暗いですね」

「しかも夏だから、涼しさを求める露出狂とか出るかもね」

「露出狂って、そんな目的で動くものなんですか?」

「そういえば、さっきのベビーカステラのお礼を」

「いや、そんなお礼だなんて処理に困ってただけだから上げただけだし」

「それにいつもお弁当作って貰ってるので、ほんとにさささやかですが、これをどうぞ」

「何これヘアピン?」

彼が急に髪に少し大きめ位の装飾が着いたヘアピンをつけてくれた。

「まぶし、ちょっと急に写真は…可愛いありがと!」

(触った感じじゃわかんなかったけど、写真で見てみるとほんとにいいじゃん。しかも一葵君からのプレゼントみたいものだしすっごい嬉しい)

「元々妹にあげようと思ってたんですけど、神楽坂さんの方が似合うと思ったのとお礼です」

「え!妹ちゃんいるの?いいなー」

「神楽坂さんは、一人っ子なんですか?」

「いや、お姉ちゃんがいるんだけどどっちかってゆうと妹が良かったなって」

私の姉は、結構グイグイ来るタイプであまり得意な感じではない。

「そうなんですか、妹はいいですよ。小さい頃から見れるから昔からの成長を感じれる、親目線的な見方と兄としての可愛がる感じの見方ができるので」

「一葵君ってもしかしてシスコン?」

「いやいや、そこら辺の兄弟姉妹より仲良い自信はありますけどシスコンとかでは」

「そうゆう人だいたいシスコンだよ」

(でも一葵君妹いるのか、てゆうことは外堀から埋めていく方法も)

そんな会話の中いつもの駅に着いていつもの電車に乗る、帰宅ラッシュの時間は過ぎていて人は、ほんとんど乗っておらず楽に自宅近くの駅に着いた。

「それじゃ一葵君また夏休みで会ったら、会わなかったらまた学校で」

「さよなら神楽坂さん」

いつもとは少し違うお別れ、それでも近くに私の大事な宝となったヘアピンがある。

ちなみに作者は結構甘いもの好きです。

もし面白いなど思っていただければブックマーク、評価等々よろしくお願いします。

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