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俺、誰だ?

勇也視点

秀太視点

の構成です


信濃国 某所


ここどこだ…?

そうだ、戦国時代に転生したんだ!

まずはここがどこか知らないとな…


「おぉ!気が付かれましたか!」

「おぉ!気がついたか、源五郎!」

「すみませんが、今の年月日と自分の名前それからあなた方の名前を聞いてもよろしいですか?」

「某は医師の曲直瀬道三(まなせどうさん)と申しまする。今日は天文19年4月1日に御座います」

「儂は其方の叔父の矢沢源之助頼綱である。其方は真田家当主真田弾正忠源太左衛門幸綱の三男真田源五郎だ!」


真田か…ん?真田!?あの真田幸村の!?

真田弾正忠の三男が真田昌幸でその次男が幸村だから…

あれ…?弾正忠の三男が昌幸でそれに転生したってことは俺が昌幸になったってことかよ!?

しかも曲直瀬道三!?あの医師めっちゃ有名な!?

そういえば秀太は誰に転生したんだ??


「何故ここに道三様が?」

「晴信様が直々に呼び寄せてくださったのだ」

「名医と名高い曲直瀬道三様にお会いできて光栄でございます」

「某はそれほどでも…」

「何故源五郎が知っているのだ…」

「寝ている間に夢を見たんです。そこで大陸や日ノ本全体の知識を得たのですが今の記憶をかなり忘れてしまって…

そこで信濃国中に同じく体調を崩している同じくらいの年齢の徳次郎という少年を見たのです。ぜひその少年と会ってみたいと思いまして出来ませぬか?」

「できるぞ。徳次郎は其方の兄で幸綱の次男だからな。徳次郎のところには幸綱が行っている」


えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!

まじかよ!

ってことは俺と秀太が兄弟じゃんか!

確か真田昌幸のお兄ちゃん2人は長篠で討死したんだよな…

歴史を変えるしかないのか…

絶対秀太と戦乱の世を終わらせられるように頑張るぞ!!!!!!!!!!


「峠は越えたと思いまする。10日ほど安静にしていれば大丈夫だと思われます。」

「うむ、良かった」

「では、某は徳次郎殿の所へ行ってまいりまする」

「分かった、2人も頼んでしまい申し訳ない」

「某はそれが商いになりますゆえ、大丈夫ですぞ」

「叔父上、ここはどこなのですか?」

「ここは武田の殿の居城、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の近くにある真田の館だ。徳次郎も同じこの館に居る。元気になればすぐ会えるであろう」

「分かりました。(かたじけ)ない」

「よし、ならば源五郎夢で見た事後に教えもらうぞ!」

「はっ!」


それにしてもこの時代の喋り方慣れないな〜

秀太も上手くやってるといいな…



同じく信濃国 真田の里


ここは…戦国時代か…

しょうがない、郷に入っては郷に従えだ!

まずは現状を知らないとな…


「気がついたか、徳次郎!誰か、道三殿をお呼び致せ!」

「あの、今日が何日か、自分と其方の名前を聞いてもいいですか?」

「今日は4月1日で儂は真田家当主真田弾正忠源太左衛門幸綱である。其方は儂の次男、真田徳次郎だ!」


真田!?まじかよ!幸村の!?

でも幸村の本名って信繁だったし時代もまだ早いからいないんだろうな…

そもそも俺誰だ?つーか道三っていう医師きいたことないな…勇也に会えたら聞いてみるか…


「なんでそんなことを聞くのだ、徳次郎」

「夢を見まして、少し現実に近かったので混乱してしまいました。そこで同じ信濃国の源五郎という少年を見たのですが…」

「あぁ源五郎か」

「知ってるのですか!?」

「そりゃ知っているだろう、其方の弟だからの」

「そ、そうなのですか!?であればぜひ会ってみたいのですが!!!」


まじか!!!勇也が転生した源五郎と俺が転生した徳次郎って兄弟なのかよ!


「其方と源五郎が動けるようになればいくらでも会えるであろう」

「殿!道三殿をお連れしました。」

「幸綱様!源五郎殿もお目覚めになりましたぞ!」

「そうか!」

「道三殿、2人お願いしてしまい申し訳ない」

「いえいえ、某はこれで生活しておりますので」

「徳次郎、これなら早々に源五郎と会えるであろう!」

「ありがとうございます!道三様!」


10日後…


勇也は元気かな?

それにしてもこの時代の草書だっけ?あの鰻みたいな字まじで覚えられないな…

もし家督を継げたら全員楷書にさせようかな…

あ! 勇也の声!






真田弾正忠幸綱は幸隆の名でも知られていますが、しばらくは幸綱で行こうと思ってます。

矢沢頼綱はいつ幸隆に従ったか曖昧なので少し早めの登場となります。


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