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Angles-アングルスー  作者: 朝紀革命
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イースト・プロローグ

西暦2136年――アメリカ大陸全土をTVの手から見事に奪還したアマリリス部隊だったが、その部隊長を務めたヘレン・エリザベートにより一方的に西暦の終焉を宣言すると同時に、新たな年“After Century”通称A.C.の幕開けを告げられた。

ヘレンによる何の前触れも無い一方的な宣言に対し、世界各国の首脳陣は強く抗議する。

しかし、ヘレンはその抗議を全く受け入れず、TVに支配されていた土地の復興を名目に新政府・アマリリスを設立される。名前の通り地球を救ったアマリリス部隊のメンバーを中心に構成される。

その後、先進理事国が対話での説得を続けるも、アマリリス側は交渉の場にも立とうとしなかった。何の発展もないまま数年が経ったある日、アマリリス側から一方的に国交の断絶を宣言すると同年、突如として世界を二分するように大きな壁が建設された。


西暦2137年――ヨーロッパに避難していたアメリカ政府を中心とし、常連理事国を中心とした世界部隊を結成し、アメリカ大陸奪還作戦を立てる。しかし強力な壁を崩せずに奪還は愚か、侵攻さえ出来ず作戦は失敗に終わる。


西暦2138年――メシアを開発した日本とドイツを中心として、壁を崩す為のプロジェクトチーム“チーム・ブラック・バーン”が結成される。この時に壁の通称を“暗黒壁”と名付けられる。

同年、壁を崩した後に起こり得る最悪のシナリオとしてアマリリス部隊との戦闘になる事を考慮し、メシアに対抗できる新たな武器の開発も同時に進める。


西暦2139年――経済大国だったアメリカを失った世界では大恐慌が起きていた。特に株式市場ではアメリカに関係する大手銘柄の値が下落を続け、当面の間、株式の取引は停止される事態に陥っていた。

その対策としてロシア、中国、ドイツ、日本などの経済国は独自の経済連携協定を結び、大恐慌に対する速やかな対処を示す。


西暦2141年――大恐慌から2年が経ち、一時期の停滞は脱出し、各国での株式市場が再開される。しかし、自分たちの土地を失ったアメリカは次第に求心力を失い、世界から徐々に影響力を失くしていく。


西暦2143年――チーム・ブラック・バーンに資金提供していた中国とロシアが一方的に送金を停止する。その行為に対してアメリカが強く抗議するが、その抗議に同調した国は同盟国の日本とプロジェクトとして参加しているドイツの2ヵ国のみだった。


西暦2177年――ロシアは秘密裏に開発していた量産型メシアの開発に成功する。従来のオリジナル・メシアに比べ威力は劣るものの、誰でも容易に扱える事からロシア軍に大量配備される。

そのニュースが世界中に伝えらと、中国も独自で新たな兵器の開発する計画を発表する。


西暦2180年――メシアを基に独自開発された量産型新兵器・バイカルが実用化に成功したロシアは中国との国境にある小さな町・ボルジャに軍隊を集結させる。

そんな不穏な動きに警戒する中国軍もハイラルという田舎町に軍隊を集結させる。

※ロシアは完成間直と噂される中国軍の新型兵器が完成する前に領土を広げようという狙い。


西暦2182年――偶発的に発砲された中国軍のミサイルがロシア軍の基地に着弾するのを合図に大規模な戦闘が開始される。

そんな戦争に対し、ヨーロッパ諸国や世界各国は静観する姿勢を取る。


西暦2184年――ロシア、中国間の戦争は当初予想されていた期間よりも遥かに長引き、お互いに犠牲者を多く出すだけの不毛な戦いとなっていた。その大きな原因は開戦寸前に中国が独自に開発していた新兵器・明星が完成した事が大きい。

そんな中で、アフリカ大陸の中心に当たるチャドで“ニューアメリカ暫定政府”と名乗る集団が暫定自治区と称してアティ一帯を占拠する。

その動きを警戒した国連加入国は直ちに緊急会議を開き、テロリストとして指定するがロシアと中国の戦争が影響して新たなテロリストに対しての処置が出せないまま、足並みが揃わなかった。


西暦2186年――ロシアと中国の間で停戦に合意する。


西暦2190年――日本とドイツで開発していたメシアに代わる新兵器・ゼロスが完成する。


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