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Angles-アングルスー  作者: 朝紀革命
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エピローグ

――メシア女学園敷地内にある小さな木造小屋。


この部屋は本来クラスQの教室として使用されている。

そして今も…

「マギーQ、サラサQ以外の11人。全員揃っているな?」

そう言いながら、白い軍服を着たヘブンリー提督は微笑みながら教室全体を見渡して全員の出席を確認する。

クラスQ11人全員は黒い制服姿で自分の席に座っていた。

「はいはーい! 提督。マギー姉ちゃんとサラサ姉ちゃんが裏切ったのに、そのままにしていいの?」

1番前の席に座っていたロザミアQが元気よく手を挙げて質問する。

その質問はロザミアQだけでなく、他のクラスQも気になっている案件らしく、言葉にしないまでも黙って皆が教壇に立つヘブンリー提督を見つめる。

「お前たちの担任であるクリストファー教授が亡くなり、もうすぐ2年が経つな」

その事実を口にしたヘブンリー提督はそっと微笑みを浮かべる。

「少なくとも、今この教室に居る皆は一度死んで、そして”アングルス”に選ばれて再び蘇った。そしてアングルスの導きによって行動している」

その言葉に教室に居る皆は既に承知の事実として黙って頷く。

「そのアングルスの伝言を授かり、再びクリストファー教授は蘇る。その時まで待つとしようじゃないか」

ヘブンリー提督はそう言い残すとクラスQの教室を後にした。


――メシア女学園・代表室。


メアリー学園長が亡くなった翌日からヘブンリー提督がアマリリス部隊の提督と兼任し、学園長代行として後任を務めていた。

代表室の窓からは中庭を見渡すと、今日もメシア女学園は変わることなく平和な日常が広がっていた。

昼休みの今は多くの生徒たちが楽しそうに昼食を取っている最中だった。

そんな中、ヘブンリー提督の元に電話が繋がる。

「はい、こちらヘブンリー… アニカか、久しいな… あぁ、お前のお陰で大谷ミナミが順調に独裁者まで上り詰めた」

嬉しそうに会話を楽しむヘブンリーは会話を弾ませる。

「こちらの世界も順調だ。恐らく、もうすぐマギーQが独立宣言をするだろう。

そうなれば、西アメスト共和国に宣戦布告して独裁者の第1歩を踏み出すだろうさ…

その後? それは私にも分からない。

私がアングルスから授かった伝言は、この世界に2人の独裁者を創る事だ。

その後の伝言は恐らく、クリスが授かるだろう。

あぁ… また何か分かったらこちらから連絡する。くれぐれも大谷ミナミに私たちが繋がっている事は悟られるなよ。

あぁ… あのニヒルな男にもよろしくと伝えておいてくれ。名前は何だったかな?

まぁ、いいか。それじゃあ、またな」


一通りの会話を済ませて電話を切ると、代表室に沈黙が戻る。


――世界が動き出すのは、まだ先だろう。それまで少し休むとしようか…

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