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二度目の進化

 

「やっと、ここまで来たな!」


「約一時間の道程で戦ったのは4回ですね。」


 雰囲気作りってあるだろ?乗ってくれよ。


「なぜ私がそのようなことをしなければならないのですか?」


 …まぁ、いいや。取り敢えず50層までは何もなく進めたな。ボスも弱かったし。


「マスターが強すぎるだけです」


 さてと、50層もチャチャッとクリアしますか。


「はぁ、マスターなら大丈夫だと思いますが、50層目のボスはなかなか手強いです。

 ステータスは全て今までのボスを超えています。お気をつけください。」


「忠告有難う。チャチャッとクリアしてくるわ。」


 そうして俺はボス部屋の扉に手をかけた。


 ーゴゴゴゴゴッッー


 ボス部屋の扉が開く、するとすぐに


 ースパァァァァーーンッッッ!ー


 相手が急に魔法を打ってきた。偉く短気な魔物のようだ。


「うぉっと、開いて急に打ってくんなよ」


 と言いつつ華麗に魔法を避けるシンリ


「グラァァァァアアア(コロス!)」


 なんだこいつ、暴走か何かしてるのか?


「うーん、普通に倒すのも面白くないし…想像魔法でも使ってみるか」


「【ファイアバレット】」


 すると、炎でできた銃が現れ、トリガーを引くシンリ。


 するとそこから先が鋭く尖った炎の弾丸が飛び出した。


「マスター、それは…」


 ードッッパァァァァーン!!ー


 鑑定する暇もなく相手は即死してしまった。


「オーバーキルではないでしょうか?」


「あれ?死んだ?普通に打っただけなのにな…」


「マスターの普通は異常です、そもそも想像魔法は普通の魔法とは魔力消費量も威力も桁違いです」


 そんなこと言わないでくれよ。


「…まぁ、鑑定だけでもしておくか。」


 ーー鑑定ーー

 名前 キマイラ

 レベル820

 状態 死亡

 スキル

 全属性魔法lv4

 俊足 威圧 身体強化

 ーーーーーー

 ほぇぇ、結構強かったんだ。


「マスターが言うと嫌味にしか聞こえません」


 いやいや、本心だから。だってレベル800だよ?強いでしょ。


なんてことを言っていると、神莉の頭の中にナヴィとは別の声が聞こえた。


(レベルがアップしました。進化準備が完了しました。)


 お、進化できるみたいだな。


 取り敢えずステータスを見てみるか…


「【ステータスオープン】」


 ――ステータス――

 名前 鳳凰寺神莉 「シンリ・ホウオウジ」

 種族 上位人族「ハイヒューマン」「進化可能」

 性別 ♂

 レベル 100


 HP 50000(+2000)

 MP 50000(+2000)

 物攻 50000(+2000)

 魔攻 50000(+2000)

 物耐 50000(+2000)

 魔耐 50000(+2000)

 俊敏 50000(+2000)

 運 50000(+2000)


 武術の極みlv._ 鑑定lv.10 隠蔽lv.10

  縮地lv.10 身体強化lv.10 限界突破lv_

 気配察知lv.10 魔力察知lv.10気配遮断lv.10

 全属性魔法「火・水・風・土・光・闇」lv.10

 スキル統合lv_

 ユニークスキル

 経験値100倍 想像魔法

  天才 叡智「EX」不老不死

 加護

 神々の加護

 称号

 勇者 武神 賢者

 パーフェクトステータス

 人類最強 神王の器 #&_/¥€:の器

 ーーーーーーーーー

 うぉぉ、凄い。ちょうどレベル100だよ!ステータスもえげつないことになってるな。


「それは勿論です。私の手にかかれば、入ってくる経験値を貯めておいて、後で使うことも可能です。」


「そうなの?じゃあ、経験値のあまりってどれくらいあるの?」


「今の状態でレベルがあと20上がる程でしょうか?」


「うーん、多いのか少ないのかよくわからんが、まぁいいか。これからどうすればいい?あと一段階進化してからは、ゆっくり攻略していこうと思うんだけど…」


「マスター。それは嫌でもそうするしかなくなると思われます。このダンジョンは、50層以降から格段に難易度が上がります。中級神でも負けてしまうような魔物が大量にいるので。」


「中級神の強さがわからないんだけど、なに、やばいやつ?」


「いえ、今のマスターでしても進むことは可能でしょう。その上、進化もするので、ステータスが底上げされるため、ちゃんと攻略していけばクリアできると推測されます。」


「そうか、じゃあ、これからは敵にあったら毎回戦闘していくんだね。頑張るよ」


「はい。マスター、できるだけ近い道をお教えしますので、それに沿ってお進みください。」


 おう。っとその前に、ステータスを開いて、と


(進化しますか?)


yes/no


 そして、yesを選択して、


 すると、神莉の体が白く光り始めた。


「あ、やべ、進化できることが嬉しくて気絶するの忘れてた…」


頭の中で誰かのため息のようなものが聞こえる。


迂闊だったな、なんて考えていると、シンリの意識は闇に落ちていくのだった…



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