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ボス戦(笑)

シンリが進化を終え、黙々とダンジョン攻略を進めているうちに、ふとシンリが叡智に問いかけた。


「ところで叡智さん、提案があるんですけど。」


「なんでしょうか?マスター」


「叡智さんに名前をつけたいと思うんだ。」


「え?あ、はい。ですが急になぜですか?」


「叡智ってなんか名前っぽくないから。」


「そ、そうですか」


「うん、どうしよっかなぁ。叡智さんってナビっぽいよね。ナビ…ナビィ…よし。決めた!

今日から君の名前はナヴィだ!」


「ネーミングセンスがないようにも感じられますが、ナヴィですか。まぁいいでしょう。今日から私はナヴィです。」


謎の上から目線だが、どことなく嬉しさを感じているような声音で言うナヴィ


「何でそんな上から目線なの…さらっと毒吐いてくるし、仮にも俺、マスターだよ…?」


「…」


「はぁ、まあそういうものだと思って受け入れるしかないよな、ところでナヴィ、道案内とか出来る?」


ナヴィの性格を把握したシンリは少しの希望を抱きつつそう質問する。


「もちろん可能です。どのようなルートをご希望ですか?」


さすが叡智、万能だ。


「そうだなぁ、早く進化したいなぁ…次の段階に進化するための最短ルートを表示して」


S◯riに語りかけるような口調で言ったシンリ。


「了解いたしました、ではまずはじめに、このダンジョンは100階層あります。」


「え?そんなにあるの?」


予想外の回答が返ってきたな。


「はい、ですが、100階層ある内、戦闘をしたくないのであれば、10層ごとにあるボス戦だけでこのダンジョンはクリア可能です。あと、計算としては、敵に出会わずにボス戦だけをするならば、50層目で進化できます」


「ふむ、実質俺は5回の戦闘で進化可能ってわけか、流石叡智、便利だな」


「いえ、マスターを支えるのが私の役目なので」


そういうところは素直なんだな…


「有難う。じゃあ、早速始めてもらってもいいか?」


「はい。それでは、そこを右に曲がってください…」


それからナヴィの案内で着々とダンジョン内を進んで行った。



10層ボス


キングゴブリン

HP2300 MP150

物攻・物耐 1240

魔攻・魔耐 300

スキル 咆哮 身体強化 棒術

称号 ゴブリンの王

***

グガァァァ!


「煩い!【ただのパンチ!】」


パァァァン!!


風圧で頭が弾け飛んだ。

***


20層ボス

キングウルフ

HP1600 MP3200

物攻・物耐 900

魔攻・魔耐 1500

スキル 水魔法 威圧 俊足

称号 狼の王


***

グルルルルル…


む、威圧か、まぁ俺には効かないんだけど


【ウィンドアロー】


脳天に見えない矢が刺さり即死した。

***


30層ボス

オーク「変異種」

HP4000 MP0

物攻・物耐 3000

魔攻・魔耐 100

スキル 脂肪燃焼 剣術 縮地

称号 豚の王


***

ブヒブヒヒヒ!


「痩せてるけどなんかむさ苦しい!さらに燃焼しろ!【ファイアボール】」


豪ッという音とともに飛んでゆく火の玉


豚の王如きに避けられるはずもなく火だるまになった。

***


40層ボス

キングオーガ

HP5000 MP0

物攻・物耐 5000

魔攻・魔耐 0

スキル 威圧 棒術 鬼化

称号 オーガの王 脳筋


***

もう少し強い敵が出てくるかと思ったけどただの脳筋じゃん!【ウォーターカッター】」


グガァァァァァ!!


やっぱり脳筋だった。

***


とまぁこのように俺の強化されたステータスだと耐えられるような敵はいなかったってわけだ。


とりあえず40層までは様々なモンスターの王がボスとして出現するらしい。


そうして、俺とナヴィは、大した苦労をすることもなく50層のボス部屋までたどり着いた。


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