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俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ!


「どこだよ…ここ!」


転移した直後シンリの目の前に広がる景色は、多種多様な種族が行き交う中世のヨーロッパのような街並み。


…ではなく、鬱蒼と生い茂る木々達の群れだった。


(…どうやら、最高神様が転移する場所を間違えてしまったようです。)


「いや、もしかしたらっては思ったけどね?そこまでテンプレ通りなのかよ…」


(マスターは転移の魔法が使えるので、何処にでも行こうと思えば行けますが…)


「…いや、せっかく異世界に来たんだからこの状況を楽しむことにするよ。あと、魔物の強さとかも把握しておきたいしね。この森に俺の脅威になる魔物はいる?」

・ ・ ・ ・ ・ ・

(いえ、マスターの脅威となる魔物は居ないです)


「よし、わかった。一応警戒はして進もう。」


そう言ってステータスを【創造】するシンリ。


「まずは…何をしようか…」


手持ち無沙汰になりかけているシンリ。すると、気配察知に数匹の魔物の反応が…


「っと、さっそくお出ましか。」


後ろから這い寄ってくるゴブリンのような魔物。

振り返りざまに手刀を食らわせて即死させる。


「なんだか呆気ないな…まぁ、ゴブリンだしな。」


もう少し強い魔物と戦ってみようと思い気配察知の効果を広げる。


「…ん?何だあれ。魔物…では無さそうだな。」


気配察知に何らかの生命反応があった。少し弱っているような人型の何かだ。


「少し気になるな…行ってみるか。」


反応があったところまで数百メートル。歩いて行ける距離なので徒歩で向かう。


「あぁ、鬱陶しい!」


なぜこんなにシンリが苛立っているのかと言うと、魔物の数だ。


10匹程度ならまだいいものの、数十匹単位で襲いかかって来るのだ。勿論シンリにとっては取るに足らないほどの攻撃力の魔物ばかりだが、とにかく数が多い。


「あーもう!こうなったら転移だ!転移!最初から使っとけばよかった!」


(結局転移を使用するのですね…)


「こんなに数が多いとは思ってなかったんだよ!【転移っ!】」


アイリスとは違い正確な位置に転移をするシンリ。


シンリが転移した場所には…


土の上ですぅすぅと小さな寝息を立てて眠っている裸の女の子がいました。


「色々とツッコミどころが多いわっ!」



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