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アイリスの告白


「今回、神莉様には…神としてこれからどう生きていくのか、それを決めていただきたいと思います。」


「神としてどう生きていくか…?」


アイリスの言っていることがよく分からずについ聞き返してしまう神莉。


「…はい。先ずは、ご自分のステータスを確認なさってください。」


「あぁ、そういえば進化終わってるんだったっけ。すっかり忘れてたよ…じゃあ

ーーステータスオープンーー。」


――――ステータス――――

名前 鳳凰寺 神莉 (ホウオウジ・シンリ)

種族 神《神王・始祖神》

性別 ーーー

レベル ーーー


HP ーーー

MP ーーー

物攻 ーーー

魔攻 ーーー

物耐 ーーー

魔耐 ーーー

俊敏 ーーー

運 ーーー


スキル 詳細

ユニークスキル 詳細 new〈創造:万物〉〈破壊:万物〉

加護 ーーー

称号 詳細 new 始祖の神 創造と破壊の神 神の頂点 ダンジョンマスター

―――――――――――――――――――――――――――――――


「…なんだ…これ。」


いつの間にか意味の分からなくなっていたステータスを見て混乱する神莉。


「ステータスについては私が(私が説明します。マスター)…むぅ。」


「あ、ナヴィ居たの?」


(最初から居ました!ずっと喋ってないんですから…私にも喋らせてください!)


「わかったからそんなに怒るなよ…じゃあ、ナヴィ説明よろしく」


「なんでなんですかぁ…」とあからさまに落ち込んでそうひとりごちるアイリス。

それを半分無視してナヴィが説明を始めた。


(では、説明を始めます。

神王とは、その名の通り神の王、すなわち神の頂点に立つものを言います。

創造神は無から有を創り出す神、破壊神は有を無に帰す神であり、2つを総合したものが始祖神です。 尚、進化前まで表示が“#&_/¥€:”になっていたのは始祖神が誕生するのが初めてだった為です。

ステータスが“ーーー”になっているのは、ステータスが実質無限だからです。(創造でステータスを作ることもできるから)性別すらも変えられます。

スキル〈創造:万物〉は全ての物を魔力を使わずに創り出すことができるスキルです。

〈破壊:万物〉は全ての物を破壊して、無に帰すことができるスキルです。

称号については…ダンジョンマスターのみでよろしいですね。ダンジョンマスターとは、特定のダンジョンを一番最初に攻略したものに与えられる称号です。

攻略したダンジョンは自分の意思で操ることも可能です。

以上で説明を終わります。)


「…ありがとう、ナヴィ。…これはもうチートなんてものじゃねぇな…。」


「はい…これを踏まえて、これから神莉様は、どう生きていきますか?」


「選択肢を…教えてもらえるか?」


「そうですね…1つはやはり神王として神界で生活すること。2つ目は現人神として異世界に降り立つこと。3つ目は形式上人間として異世界に召喚される。…これくらいですかね。」


1は…もともと俺は異世界で冒険したかったわけだし、クラスメイトのことも気がかりだしな…違うな。2はいいけど、最初から神ってバラすのも楽しくなさそうだし…消去法でいって3だな。


「うん、“人間として異世界に召喚される”ことにするよ。」


「そう…ですか。(私としては神王として神界で生活しておいて欲しかったのですが…こうなったら仕方ありませんね。)…ですが、私から1つ、条件を出させてください。」


「その条件とは…?」


どんな条件を提示されるのかと、緊張した面持ちでそう質問する神莉。


「…一週間に一度、いえ、一ヶ月に一度でいいです!神界に来てください!!」


一世一代の告白をするような表情で、アイリスはそう、言ったのだった。


「…………はい?」

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