再会
すみません…遅れました…完全に寝てました。申し訳ないです
今回も結構短めです。
(進化が完了しました)
「ん…うぅ…あ、れ?」
「…おはようございます。神莉様。」
誰かから声をかけられたと感じた時、神莉の意識が覚醒した。
「!?ここは…どこだ?」
周りを見渡すと、そこには、先程までいた薄暗いダンジョン部屋とは対称的に白い光で包まれたような既視感のある場所が広がっていた。
「ここは神界ですよ。」
背後から何処かで聞き覚えのある美しい声が耳に入り、反射的に振り向く神莉。
「此度のダンジョン攻略、本当にお疲れ様でした…お久しぶりです。神莉様。」
そこには、神莉でさえ見蕩れてしまうような美少女が、笑顔で立っていた。
「アイ…リス?」
まるで信じられないようなものを見たかのように目を見開いている神莉。
「はい!神莉様がおかえりになるのを心待ちにしておりましたよ。」
聖母の様な微笑みで心の底から嬉しそうにそう語ったアイリス、この世界の最高神である。
「…あぁ、久し振りだな?…それで俺はダンジョンの中で気を失ってた筈なんだが…なんでアイリスがここに?」
「えぇ…えっとですね…!神莉様はダンジョン攻略で疲れてるかなぁ…なんて思いまして、様子を見に来た次第です。」
そう、アイリスは神莉のことが心配で様子を見に来たのだ。
決して神莉の寝顔が見たいとかそういう下心がある訳ではない。無いったら無いのだ!
「そうか。心配してくれてありがとな?」
「い、いえ!気になさらないでくだしゃい!」
神莉の笑顔にやられたのかつい舌を噛んでしまうアイリス。噛んだのが恥ずかしかったのか、頬を赤く染めて俯いてしまった。
「えっと…それで、俺はなんで神界に呼ばれたんだ?特に用が無いならもう帰ってもいいんだけど…アイリスも忙しいだろうし?」
「…あぁ!そうでした。神莉様には話しておかなければならないことと、決めていただくことがあるのです。」
まだ頬は少し赤いものの真面目な顔になったアイリスを見て、きっと重要なことなのだと思い、首肯して先を促す神莉。
「今回、神莉様には…神としてこれからどう生きていくのか、それを決めていただきたいと思います。」
少し緊張した面持ちで…アイリスは、そう言ったのだった。
次はステータス発表です。
そして神莉は神としてこれからどう生きていくのか…!?




