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リベンジ


「さてと…先ずはあいつを倒すための作戦を立てなければな…そもそもあいつはなぜあんなに高いステータスを持っていたんだ?」


(それに関しては私が説明いたします。先ず、あれは魔物とは別物と考えてください。)


「あぁ。」


(あれは、“相手のステータスの5倍を自分のステータスとする上、相手との戦いで吸収したものを使えるようになる魔道具”のようなものです。)


「それって…かなりヤバイんじゃないか?」


(ええ。“普通にここにたどり着いたもの”では、攻略はほぼ不可能でしょう。)


「俺は…クリアできるのか…?」


(えぇ、マスターには、【分身】という、チートスキルがあるので。)


「つまり…彼奴は‘複数の敵’には対応できない…ということか。」


(はい。元よりあそこの部屋は、1人ずつしか入れませんので。)


「そうだったのか!?てっきり複数人で入れるのかと思ってたわ…」


(というわけで…)


「“まず分身スキルを使わずに部屋に入り、その上で分身スキルを使い、数が6人になったところで一気に武力で叩き潰す”という訳か」


(………言わせてくださいよ。はぁ、まぁそういうことです)


「よし、作戦が決まったらすぐさま実行!これでやっとこのダンジョンもクリアだな!」


(油断は禁物ですよ?)


コクリと1つ頷いてボス部屋の扉に手をかける神莉。


ーーーゴゴゴゴゴゴッッッッッ!!ーーー


「まじまじと見るとやっぱなんか不気味だな…」


『ーーグォォォォオオオ!!ーー』


(ッ来ます!マスター!)


「あぁ、わかってる。ッ!」


腕を大きくふりかぶり攻撃して来る“何か”。


攻撃が単調なのを見ると、どうやら先ほど戦った時の“技術”はリセットされているようだ。


「【分身ッ!】」


体が淡く光ったかと思ったら、5人に分裂した神莉。


「ッ、魔力半分は結構きついな…こんな感覚初めてだ。」


(敵は急に分裂したことで混乱しているようです!今のうちに攻撃を!)


「あぁ、今の俺は5人の分身と俺とで6人。これは…勝てるッ!」


そう言って同時に動き出す6人の神莉。叡智のおかげか統率が取れているようだ。


(本当に私のおかげなのでしょうか…)


“何か”は混乱している様子で6人の神莉を見ている。やはりと言ったところか、ステータスは上がっていないようだ。


武術の極みをフルに使用して圧倒する神莉。


“何か”は自分が危機的状況にあることを悟り、反撃を開始する。


大きく腕を振りかぶるが、2人の神莉によって防御される、その内に残りの4人が一斉攻撃。


見事なチームワークで敵を翻弄する神莉達。


すると、敵の動きが目に見えて遅くなった。ダメージが蓄積されて動きも鈍ったようだ。


「い、ま、ッだァァァァ!!」


敵にフックをねじ込む神莉。


『ーーグァァァァァ!!!ーー』


敵はそう叫んだ後、膨大な魔力を霧散させて、バタリ。と音を立てて崩れ落ちた。


「やったか!?…なんていうと復活しそうだからやめておこう。」


そう言って確認のために大型魔法を行使しようとする神莉。


(待ってくださいマスター!?相手は完全に機能停止してます!!)


「そうなのか?」


(はい!ですから魔法は使わないでください!!ダンジョンが壊れます!)


「わ、わかったから…」


すると、“何か”に急速に光が集まりだした。


神莉が「やっぱり復活か!?」なんて言っていると、光は徐々に収まり、そこには所謂、魔石のようなものが、ポツリと置かれていた。


戦闘シーン難しすぎる…ああ言ったものをかける作者さんは本当に尊敬します。


もう少しで一章完結!ヒロインは二章のはじめから出て来ます!


ヒロインが出て来たらブクマ増えるかな…


一章が終わった時点で、いろいろなことを始めていこうと思います。



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