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チートなスキルを手に入れました





「うーん…何もすることがない…」


そう言いつつ、敵を倒すのが億劫になって来た神莉は気配遮断をフルに使用しながら


(仕方がないことです。マスター、早くこのダンジョンを攻略して…その…、と、とにかく早く攻略を終わらせましょう!)


そして段々と対応に慣れて来始めたナヴィ。


「どうした?ナヴィ、テンション高いな?」


(マスターがテンションあげてこー!…なんていうからです)


「あぁ…うん。そんなことも言ってたね…はぁ、鬱になりそうだ…」


ほぼ変わらない景色を鬱陶しく思う神莉。


「なぁ…ナヴィ、今俺は歩いてるが、思いっきり走ったらどれくらいで着くと思う?」


(マスターが思い切り走れば、このダンジョンが崩壊してしまいます。)


「そういうことじゃなくて…壊れない程度に思いっきり走ったらだよ。」


(そういうことでしたか…まぁ、大体30分程度ではないでしょうか?)


「そうか?俺の計算では24分36秒なんだけど」


(……マスターがそう言うのならそうなのでしょうねー。試してみてはいかがですかー)


「棒読み感がすごいのだが…よし、んじゃやってみるか!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて…と。24分36秒ジャスト!完璧な計算だったな!」


(というか、なぜダンジョンの構造を理解していないマスターがそこまで正確に時間を計れるのですか…)


「まぁ、それは企業秘密だね」


(いいですよ…私には到底理解できそうにありません)


「はは、そりゃないだろ」


(………)


「んんっ、さてと、やっと着きました、100層です!」


(……)


「今回のボスは、どんな敵なのでしょうか!?」


(…)


「あの〜、ナヴィさん?」


(はぁ…今回の敵は今までとは桁違いに強いです、自分がどんなに強いステータスを持っていても油断は禁物です。以上。)


「えぇと…理不尽な怒りを向けられている私ですが、頑張っていきたいと思います!桁違いに強いか…何か身を守るスキルが欲しいなぁ…そうだ!分身を作ればいいんだ!」


(分身なんてするには、スキルが必要ですよ)


「えぇ〜、なんとかならないかな…分身がしたい分身がしたい分身がしたい分身がしたい分身がしたい分身がしたい分身がしたい…」


(ユニークスキル:分身 を手に入れました)


「おぉ!ユニークスキルなんてものを一瞬で手に入れちゃったよ!」


(先天性のもの以外のユニークスキルを入手するのにどれだけの時間がかかると思っているのですか…)


「いやぁ、「天才」のスキルを持っててよかったよ…」


(もはやそういう次元じゃないのですが…)


「さてと、それじゃあナヴィ、ユニークスキル:分身の説明、よろしく!」


(はぁ、分身は、自分と同じステータスの分身を作ることができるスキルです。その分身は遠隔操作が可能で、作るのに毎回魔力の10分の1を使います。一度に5体まで作成可能です。

使用した後は、クールタイムがあり、暫くそのスキルを使えません。)


「ほうほう、遠隔操作が可能…か、偵察には丁度いいな。よし、一体作ってみるか


……【分身】」


すると、神莉の体が薄く光り、体の中から何かが抜け落ちる感覚があった。


目を開けるとそこには、神莉と瓜二つの少年が立っていた。


「おお、これが分身か!これもまたすごいチートだよなぁ」


そうして、またチートな存在となる神莉であった。



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