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神殺しの称号?負けるわけないでしょ。


「はぁ…暇だなぁ…。」


90層近くの敵を片手間に捻り潰しながら憂鬱そうに語る神莉。


「……」


「ナヴィ〜、機嫌なおしてくれよ〜。」


先程何も言わずに攻撃を受けたことを怒っているのか返事をしてくれないナヴィ。


「………」


「はぁ、さっきのことは謝るから…」


「もしあの時咄嗟に私が神化を使っていなかったらどうなってると思ってるんですか?」


そう、あの時実はナヴィ、【叡智】の権能を使いシンリにバフをかけたのだ。


「ごめんって、ほんの出来心だったんだよ…」


なかなか許してくれそうにないので、それなら!と…


「今度なんでも言うこと聞くから、ね?」


「今、なんでもするって言いましたね?」


怖い怖い目が怖いよ、いや目とか見えてないけどさなんか怖いよ。


「出来る範囲でのことで頼むよ…?」


「わかりました…仕方ないですね。それで許してあげましょう。」


「わ、わかった…」


若干主従関係が逆転しつつあるが、どうにか許してもらえたようだ。


「今すぐにできることじゃないので、また機会を見つけて言いますね。」


どんなことを言われるのか不安なシンリ。


(レベルがアップしました)


お、レベルが上がったみたいだな…久しぶりに見てみるか…


「【ステータスオープン】」


――ステータス――

名前 鳳凰寺 神莉

種族 現人神

性別 ♂

レベル 82


HP 99999+

MP 99999+

物攻 99999+

魔攻 99999+

物耐 99999+

魔耐 99999+

俊敏 99999+

運 99999+


スキル 詳細 超威圧「new」

ユニークスキル 詳細

加護 詳細

称号 詳細

ーーーー

うーん…変化は超威圧が手に入っただけか…


レベルも上がりづらいしなぁ…進化できるかな?


「その点に関しては心配しないでください。マスター」


そうなの?大丈夫なのかな?…まぁ、ナヴィが言うなら信じるけど。


「はい。大丈夫です。」


そっか、ナヴィの機嫌も直ったことだし、さっさと90層に行くか!


***


さて、やって参りました90層!今回のボスは一体何なのでしょう?


「何を楽しんでいるのですか…」


もう少しでクリアでしょ?テンションあげてこうぜ!


ダンジョンに困っているストレスからなのか若干テンションがおかしい事になっているシンリ


「……」


そう言って扉を押す神莉


ゴゴゴゴッッッッッ!!!!!


扉を開けたその先には……


「巨大な蛇」がいた。


ーーキシャァァァァ!!!ーー


ん?何だあいつ?


「【鑑定】」


――ステータス――

名前 世界蛇 ヨルムンガンド

種族 蛇王

性別 ♂

レベル 999


HP 83000

MP 68000

物攻 80000

魔攻 65000

物耐 78000

魔耐 68000

俊敏 50000

運 500


スキル 詳細

ユニークスキル 詳細

加護 詳細

称号 詳細 神殺し

――――


さすが90層…ステータス高いな。っていうか、神殺しって何だよ!何で他のは詳細って書いてあるのに何で神殺しだけ表示されるんだよ!


「マスターの脅威になる可能性があるものだけ表示しています」


そんな便利なことできるのかよ…で、神殺しって何?


「今まで神を殺したことがある者につく称号です、神に対して攻撃力が上がります」


何だよそれ!てか、俺もさっき神殺したからその称号つくんじゃ無いの?


「マスターの場合、マスター自身が神であり、同族を殺しただけなので、称号には追加されませんでした。例えば、人族が人を殺した時に人間殺し、という称号は追加されないと言うことです。」


あぁ、そう言うことね。さてと、んじゃ神化使ってさっさと倒しますか。


「そうすることをお勧めします。」


んじゃ、【神化】


シンリの纏う雰囲気がガラッと変わる


それに警戒したのかこちらに攻撃を放って来ようとする蛇王(ヨルムンガンド)


んで、【ウィンドカッター】


ズッッッッパァァァァァーーーーーン!!!


ーーキシャァァァァ!!!!!ーー


うん、どうにも手応えがない。何でこんな奴に神が負けるんだか。


「マスターが強すぎるだけですよ」


うーん、そうか?なんだか実感わかないや。というかティアマトの方が強かったんじゃないか?


「確かにそれはそうですね。神化使うとあちらの方が厄介ですしね」


「だろ?」


さっさとクリアしよう。そして早く地上に出よう。


「そうですね、早くこの身で地上の景色を拝んでみたいものです」


***


「おい、奴の場所は掴めたか?」


「はっ!地上には居ないようです!」


「そうか…あいつは一体どこで死んだのだ…?」


「申し訳御座いません、我々がティアマト様の場所を突き止めて居ないばかりに…亡くなる前までは恐らく地上にはいらっしゃらなかったと考えられます…」


「よい。彼奴が自由に動き回るからだ。あの行動力だとおんしらが見つけられぬのも頷けることだ。それにティアマトを殺した奴もずっと地下におるわけではあるまい、地上に出てきた時に潰すことにしよう。


「はっ!」


***


裏で命が狙われていることを、シンリはまだ知らない…


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