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白熱した戦い(笑)


邪龍が神化を使った後は、魔法攻撃ではなく物理攻撃をして来た。


マンション程もある右脚を大きく振りかぶり、その大きさに見合わないスピードで振り下ろして来た。


ーーーーー死ねェッ!ーーーー


ドッガァァァァァン!!!!


殆ど壊れることのない筈のダンジョンの床が大きく抉れた。


先のように避けられていないか周りを確認する邪龍、周りには誰もいない。だが、なんだか物言えぬ違和感を感じた。


「……お前の本気はその程度か?」


ーー!?!?ーー


そこには、ダンジョンの床が思い切り抉れているのにもかかわらず、右手を少し上げただけで攻撃を防御した神莉が、無傷で立っていた。


ーー今の攻撃を受け流したか…ククク、面白い!余も久しぶりに全力が出せそうだーー


「受け流してなんかいないんだがな…」


「マスター!?なぜ攻撃を受けたんですか!?」


「い、いや、どれくらい強いのかなぁ、って気になって…」


「マスターは馬鹿ですか!?戦闘狂なんですか!?」


「す、すまん…」


「もう!ちゃんと攻撃してください!」


「わ、わかったよ、でもさ!…」


必死に弁解の言葉を取り繕うシンリ。


ーー我との戦闘中に誰と喋っておるのだ?嘗めやがって…ーー


様々な角度から、明らかに先程の攻撃よりも本気の攻撃を繰り出そうとする邪龍…だが


「煩い!良いからちょっと黙っとけ!!今はナヴィと喋ってんだよ!」


ナヴィとの会話を邪魔された上に長時間のダンジョン探求のストレスが溜まっていたのか少し黙らせようと威圧と殺気を送り込む神莉。


(スキル:「超威圧」を習得しました)


威圧、今習得したのかよ…まぁ、威圧送るような強さの敵もいなかったけどな


そんなことを考えていると…


ズドォォォォォォォォン!!!!!


邪龍が唐突に倒れた。


「ん?何で倒れた?」


威圧が強すぎて気絶でもしたか?流石にそれはないか。


「マ、マスター…死んでますよ…あれ。」


「………は?」


頭が一瞬真っ白になる神莉。


「………俺の威圧が、強すぎた?」


「…そうです。」


ッ!か、【鑑定!】


ーー鑑定ーー

名前 邪龍ティアマト

レベル 999

状態 死亡

スキル

威圧 龍魔法 神魔法 神化 全属性魔法 飛行 言語理解

ユニークスキル

人化 再生 龍咆

ーーーー


ま、まじで…死にやがった…


「マスター…自重してください…」


「俺だってまさか威圧で死なれるとは思ってなかったさ…」


こうして、白熱されると予想された邪竜戦は、呆気なく幕を閉じたのだった。


***


「ーー様!邪龍ティアマト様の生体反応が消えました!」


「何…?誰がティアマトを殺した?」


「そ、それが…最近神になったばかりの新人にやられたようです…」


「何だと!?使えんやつだな…きっと相手が弱いとでも思って神化を使わなかったのであろう

我の右腕を殺した奴か…どう責任を取って貰おうか…」


「如何されますか?」


「これが終了次第、そいつを殺しに行く。それまでに奴の場所を特定しておけ」


「はっ!」



「…ククククク…ティアマトを殺した罪は大きい…簡単には死なせんぞ?」


***

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