邪龍vs現人神
さてと、進化も完了したことだし、さっさとこのダンジョンを終わらせるか!
ナヴィ、俺はこれ以上進化できるの?
「後数段階進化が残っていると思われます。」
や、やっぱりか…ステータスどんなことになるんだろうな…
まぁ、今気にすることでもないか。
最短ルートで進もう
「最短ルートを表示します…」
***
「ふぃー、やっと80層かぁー、意外と時間かかったなあ…」
「マスター、3時間でこれだけ進んでいるのに時間がかかった等気が狂いましたか?」
いや、狂ってねぇよ。まぁ、十分早いんだろうけどなぁ… 敵も雑魚ばっかだし。
「このダンジョンにいる魔物は全て世界を破壊できるほどの力を持っていますが、それでも雑魚といいますか?」
え!?まじか…いや、でも雑魚じゃん?80層は強いボスが出てきますように…!
そう言って扉を開いた神莉。
ーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッーー
扉を開けた先には…
何もかも吸い込みそうな黒い翼に、存在感を放つ黒い肢体。妖しく光る2つの眼。指先に生えるその鉤爪は大地を切り裂き、海をも切り裂くであろう巨大な、何かが居座っていた。
「これ…は、ドラゴンじゃないか!?」
「はい。そうです」
うおぉ!ファンタジー感出てきた!!
強そうだな…鑑定はしとくか。
【鑑定ッッッ!】
――ステータス――
名前 邪龍ティアマト
種族 龍神
性別 ♂
レベル 999
HP 50000 (+10000)
MP 50000 (+10000)
物攻 40000 (+10000)
魔攻 50000 (+10000)
物耐 40000 (+10000)
魔耐 50000 (+10000)
俊敏 60000 (+10000)
運 20 (+10000)
スキル
威圧 龍魔法 神魔法 神化 全属性魔法 飛行 言語理解
ユニークスキル
人化 再生 龍咆
加護
邪神の加護
称号
邪神の眷属 破壊者 邪神の寵愛をうけし者
ーーーー
ステータス高ぇぇぇ!!
然も神じゃん!神化できるじゃん!神化したらステータス負けるかもしれないし!?
(落ち着いてくださいマスター、それより攻撃が来ます)
ナヴィが言った瞬間、ドラゴンが魔法を放った。
ーーグガァ!ガァ!(龍咆!)ーー
ズドォォォォォーーーーン!!!
「おぉ…これはまともに食らうとやばいかもな…」
そう言って余裕を持って回避する神莉。
それを見た邪龍は、神莉が只者ではない事を理解し、すぐさま神化を使用した。
ーーグルルル…グ!ガァ!(余の本気を引き出す相手が邪神様以外にいるとはな……神化!)ーー
「おっと…早速神化を使って来たか…本気を出さないとやばそうだな…」
ーー楽しませてくれよ?ニンゲン…ーー
「ッ、あぁ、やってやろう!これで初めて本気が出せる!」
ーークックック…我も舐められたものだ…人間のような稚拙な個体でここまで来れたのは褒めてやろう……
だが、お前など直ぐに消し炭にしてくれる…!ーー
こうして、神莉と邪龍との戦いが始まった…




