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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

刃とハト

作者: 死神

ハトを刺してみる

平和の象徴を赤く汚す


真っ赤に真っ赤に真っ赤に


その中で白が少しだけ残る

そこだけをただ見る


真っ白だ真っ白だ真っ白だ


顔にべったりと付いた血を舐める

苦い鉄の味がした


不味い不味い不味い


ハトの肉に噛みつく

なんだか甘い


美味い美味い美味い


刃に触ってみる

無機質な硬さだ


冷たい冷たい冷たい


その刃を自分の胸に刺す

血がいっぱい噴き出した


温かい温かい温かい


体から血が流れる

ぼとぼととたくさん


寒い寒い寒い


死神が見えた

僕を地獄へと連れて行く


熱い熱い熱い


刃が僕の首にあてられていた

ハトが僕から遠ざかっていく

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