第七話
この章は女性には特に気に障る可能性が高い話がありますのでお気を付け下さい
一応中盤以降はそうならないように頑張ってみます
美咲が身を隠した直後、いかにも怪しげな男達がすぐ近くの少し開けた場所に集まっていた
「(彼奴らは・・・!!)」
男達が輪になっていたその中心には自分と同じ位の美しい女が数人後ろ手に縛られて囲まれていた
どの女も辛うじて服として機能している程度のボロボロの布に身を包み、恐怖に顔を歪めていた
「(彼奴ら・・・まさか!)」
美咲は場所からこれから何が行われようとしているのかは察してしまい、震えていた
一人の男の手が女に伸びたのを見て美咲は目を硬く閉じ、耳を塞ぎ小さく震えながら男達が去るのを待った
布を引き裂く音と共に聞こえた悲鳴に見て見ぬ振りをしながら
散々に弄んで満足したのか男達は地に伏した女に適当な布を被せるとそのまま担いで離れて行った
「あっ・・・」
男達の姿が見えなくなり気配も完全に遠のいた頃、漸く美咲は隠業を解き、地にへたり込んでしまった
「あっあれ・・・」
同じ女として最も屈辱的な事だと解っていながら体が動かなかった・・・恐くて身動ぎすら出来なかった
「そういえば・・・あの人達首に鉄の輪が填められてた・・・まさか奴隷?」
少しづつ恐怖が落ち着くにつれ、冷静さを取り戻していった
そして気付いたのは首輪の存在だった
「街に戻ったら調べてみなきゃ・・・」
美咲は何とか立ち上がると街へ向かって歩き出した
えと、この一面だけだとヒロインが最悪に見えますが普通何人(今回は十人設定で)もの男に一人で立ち向かったり・・・なんて出来ませんよね
そしてヒロイン自身過去の出来事が切っ掛けで若干男性不信の設定があったりします。ここで始めて書きましたが