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第一話

「そなた等、名は何という」


私の名前は高倉美咲だ。そしてここはファンタジーにでもでてきそうな中世風の城の謁見の間で目の前の椅子に座っているのはこの国(キルディー)の国王らしい・・・





なぜこんな状況陥ったかというと・・・・


*********************


「はぁ!」


私は放課後に剣道部の大会が近かった事もあり、一人で練習をしていた


「美咲!そろそろ帰ろ~よ」

道場の入り口から友人である込谷瑞樹(こみやみずき)が声をかけてきた・・・・・気付かないうちにかなり時間が経っていたらしい


「今日は久し振りに買い物に出ようって約束してたでしょ?」

「!瑞樹・・・すぐに着替えてくるから校門で待ってて」

「了解♪にしてもやっぱり美咲の剣舞は綺麗ね」

「そうでもないさ」



そう日本の学校にいたのだ。そして手早く竹刀などを仕舞い、袴から着替えると校門に向かって少し駆け足気味に歩き出した


その途中で学校一の人気者(らしい)サッカー部キャプテンの久遠拓人(くどうたくと)とすれ違った


いや、すれ違おうとした(・・・・・・・・)


その瞬間私達の足下にゲームやアニメでしか見ないような魔法陣が広がり、気が付くと石作りの建物の一室に移動しており、冒頭の一言となる



周囲の状況からするにこの国は地球(この世界はフォルムスティアというらしい)でいう中世ヨーロッパと同じく王政の国で、異世界トリップのセオリー通りなら魔王を倒すために勇者を召還(瑞樹情報)といった所だろうか


わざわざ誘拐犯の為に戦ってやる義理なんか私にはないので受ける気は更々無いが


「俺は久遠拓人。いや、タクト=クドウの方が良いかな。貴女は?」


恐らく私達を召還したであろう巫女装束は24~5の女性で腰の辺りまであるピーコックグリーンの髪とラピスラズリの瞳が印象的な姿だった


「私はフィーナ=サンバーナだ。突然ですまんが口に出すなり心の中で念じるなり『ステータス』と唱えてくれ」


私達は言われたとおりにしてみた


「ステータス」

「(ステータス)」


高倉美咲 タカクラミサキ

Lv1

HP  35/35

MP  50/50

ATX 18

DEF 10

AGF 26

HIT 17

INT 45


《魔法属性》 特殊

《魔法》 御詞使い(ワードマスター)


《称号》 巻き込まれた者






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