後書き
後書きという名の言い訳です。
まず、この話の下地について少し。
古事記中では、姉の石長比売の方が醜く、神阿多都比売(=木花之佐久夜比売)の方が美しいということになっていますが、天孫邇邇芸命が容姿だけに心惹かれた訳ではないということを書いてみたかったが故に、敢えて容姿を逆転?させてみました。
石長比売の性格も、実際の記紀上では作中のように黒くはありません。逆に言えば、詳しく記されてもいません。
そういうこともあって、それはもう好き勝手に捏造しました。結果は本文を読まれた通りです。完全に悪役ですね、石長比売。
また、途中で出てきた足立、矢斗、穂波の三少年は完全に架空の人物です。神阿多都比売と邇邇芸命の出会いのきっかけとする為だけに登場して貰いました。
独学ながら書き物をするようになってかれこれ七年近く経ちますが、これは野津自身が初めてまともに書けたと思う(あくまで野津の主観です)話なので、個人的に結構思い入れがあります。
甚だ拙い駄作だったとは思いますが、多少なりと楽しんでいただけたなら幸いです。
最後までおつき合いくださり、ありがとうございました。
野津