【あとがき】第二章 いざ行かん謝罪巡業の旅へ!④これより神族会議を開催する!
本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。
まずは本編をお楽しみください。
■オーディンはラグナログをいつ知った?
オーディンは、北欧神話の9世界が成立して間もなく、と、かなり早い時期にラグナログについて知った模様。ミーミルの泉に行って目玉をくりぬいてミーミルの泉の水を飲んで、「かしこさが○あがった!」ってなったときに未来のことを知っちゃった模様。ここは解釈が分かれているらしく、未来を見ようとして水飲んだ、って話もあるようですが、このあと、ユグドラシルに逆さ吊りになってルーンの秘密を得ようとしたりとか未来への準備をしてるところから、たぶん、見ちゃったんだろうな、未来。で、びっくりした、と。ただこの時点では世界の終焉へ向けてのイベントがわりとぼんやりしてて、より確実な未来を知りたくなったオーディンは、ノルン三姉妹に聞きに行ったり巫女(ヴォルヴァ)から予言を聞いたりしたんだそうですよ。前にもお話した通り、ミーミルからも事情聴取しています。
さて、未来を知っちゃったオーディン。知っちゃった割にはそれを回避するための行動がいまいち詰めが甘いというか。一番大きいところはフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルの「災厄三兄妹(named by Copilot)」の処置が甘かった、ってとこですよね。ところで主犯たるロキ、コイツがラグナロクの主犯だよって、オーディンはいつ知ったのでしょう? Copilotに問い合わせたところ、「バルドルの死」あたりで「ロキが主犯」と「気付いた」そうで。…つまり、オーディンの未来視の中では、犯人が特定できていなかった、と。…これってさ、下手すると「オーディンの未来視、しょぼくね?」って話になっちゃうと思うんですが…
■バルドルの死
北欧神話、ラグナロクまでのストーリーを見ていきますと、大きなターニングポイントになっているのが「バルドルの死」というイベント。何が起こったのかは検索検索! バルドルの死まではなんだか呑気な話もあったりするんですが、ここからはガチで話が動いていきます。まず、オーディンの息子、後継有力とみられていたバルドルが事故死します。弟ヘズが放った、「ヤドリギの枝」がブッ刺さったのが原因。ただ…ここに至るまでが…アース神族、アホなんじゃないか?と思わずには…なんでも、バルドルが、自分が死ぬ夢とか見るようになったんですと。それで、バルドルの母、オーディンの妻であるフリッグが、世界中のあらゆるものに約束させます。「バルドルを傷付けてはならぬ」と。ただ、ヤドリギだけが「お前ひょろいからいいや」と見逃されたそうで。で、これでバルドルは絶対無敵の完全防御となっていることに。そこで…ここがよくわかりませんが…神々がバルドルへ向けていろんなものを投げる遊びを始めたんですと。ホントに無敵なら大丈夫だろ、って。…アホなんですかね? そんな遊びにみなさん興じてる中、バルドルの弟である盲目のヘズ、彼に近づく者がいました。ロキです。ロキは「これつこてみ?」と、関西弁だったかどうかはともかく、ヤドリギでできた矢をヘズに渡します。ヤドリギは「バルドルを傷付けないネットワーク」の外の存在なので、この矢はずっぷりとバルドルに刺さって、バルドル死亡。バルドルは「光の神」という存在なので、象徴的には「世界から光が失われた」ということになるそうです。日本でも天照大御神が天の岩戸に隠れて世界が暗くなったという逸話がありますが、北欧神話の場合は光が失われる即効性はないものの、死んでしまったため後戻りができない、という構造。この後もいろいろ話が続くのですが、まず、この「バルドルの死」というのがラグナロクのスタート地点とされています。ここから世の中悪い方向へゴロゴロと転がっていきます。第2次世界大戦で言えば世界恐慌のポジション、かな。
で、犯人はロキ、なんですが…そうなんだけど。アース神のみなさま、いったい何やってんの? お前らがバカな遊びをしなければ世界は救われたのでは? ってかオーディン! ちゃんと叱りなさいって! なんで肝心なところで手を抜くんか! 親失格で親権取り上げなければならないレベル。時代が時代なら児相介入案件ですよ。もっともバルドルは嫁がいて子供もいますが。
オレオー本編「神族会議」はアース神族参加者が少ないです。これは、バルドルに対する「無敵遊び」に「やり過ぎた! オーディンから呼び出し? 殺されるんじゃね? 行くの止めとくか…」という、神々にも僅かながらでも良心がある、という設定によるものです。これが「無敵遊び、楽しかったねー」とか言って入ってきたら、それこそ「お前はホントに神なのか?」と疑いを持たねばならぬところ。
ところでバルドルはラグナロク後の世界で蘇ります。…え? 蘇るの? バルドルはイケメン神だそうで、イケメンは扱いがいいようですねッ!(怒)
■やっつけなのか、狙い通りなのか
このとってつけたような急展開。急展開にすりゃウケると思うなよ⁉と書き手的には思うわけですが、しかしなんでこんなことに…
考えられるのは、実は真犯人をロキとする予定ではなかったのでは? もしかすると「打ち切り」が伝えられて急に話をたたまなくてはならない。誰をラグナロクの真犯人にする? …ロキでいっか。まぁアイツ変な奴だし。という投げやり展開だったのでは?説。
ただ一方で、ノックスの十戒では「真犯人は序盤から出ていなければならない」というルールがあります。ロキは序盤から出ているので犯人として仕立てるのは都合がいい。でもそれ以外を犯人にするってなると、ミステリー好きからはクレームが入ることでしょう。もっともロキはラグナロクのメインキャラを産んだ(産ませた、が正しいが)ヤツなので、一応真犯人とできる土壌はあるのですが、なんだか動機が薄いんだよねぇ。このあたりが北欧神話はプロット穴だらけと感じる所以かと。
ではなぜロキはラグナロクを起こしたのか? その仮説に基づいて、オレオーのストーリーは進むのです。とりあえずドラマチックな方をストーリー化しましたが、仮説はもう一つ考えてあって、それはこの「なぜ?なに?オレオー!」にて発表していこうと思います。




