【あとがき】第二章 いざ行かん謝罪巡業の旅へ!②ビッグスネーク、カモン!
本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。
まずは本編をお楽しみください。
■ヨルムンガンドはどのくらいの大きさ?
でっかいモノシリーズ、フェンリルお兄ちゃんの次は弟ヨルムンガンドですよ、もちろん。
ヨルムンガンドは「世界蛇」とか呼ばれ、「地球を1周ぐるっと囲む」とか言われますが、ちょっとまったーっ!!!
「地球」という概念が生まれたのはルネサンス期。「地球球体説」なんて言葉が出てきて、これが元でコロンブスはインドを目指し、マゼランは地球を1周回るつもりで途中でくたばったりするわけです。この辺の話に私がやや批判的なのは、コイツらのせいで中南米はひどい目に遭うわけですよ。奴隷にされたり金欲しさに虐殺されたり。おまけにキリスト教の布教で古来からの文化が消滅してますからね。迷惑にもほどがある。こういうのって高校の世界史で習いますからね、これを読んでるヤングなボーイズ&ガールズはしっかり学習しましょう。森高千里も言っています。歴史を勉強しておけばちょっとした文化人、と。
話を元に戻して、ヨルムンガンドが1周ぐるっとしてたのはミドガルズという一般ピープルが住んでいた場所。ヨルムンガンドは幼き頃に海にポイ捨てされ、でもそこでスクスクと育って立派に成長したわけですよ。となると、ミドガルズというのは島国みたいなもの、と考えるのが自然でしょう。神話が生まれたころの人々の世界観には前述通り地球って概念はないですからね、目に見える陸地がすべてだったわけです。だったら住んでいる島が世界のすべてと考えるのは当然だと思います。よって、ミドガルズ=島として、この先の話を進めます。
ではミドガルズってどういう島? これは原典に記述がありません。そこで、北欧神話の、特にラグナログまでの話の中心舞台となっているアイスランドを基準にしてみてはいかがかと。で、アイスランドをシンプルなモデルに換算し、その全周(ヨルムンガンドが自分の尻尾を咥えている余剰分も込みで)をCopilotに計算してもらいました。
計算結果
####全長
-**約 1,200 km**
-アイスランドを「ミドガルズ」と見立て、円周に相当する長さを概算。
…デカすぎ長すぎ。1,200 kmがどれほどの長さか、Copilotに計算してもらいました。東京(皇居)から北海道は稚内まで届くそうです。うん、やはりデカすぎ長すぎ。アイスランド全体を「ミドガルズ」と見做すとヨルムンガンドが長すぎる。
ではもう少し小さいものをモデルにしてみましょう。アイスランドの北西に「西フィヨルド地方」というのがあります。微妙に島?なので、ここをミドガルズと仮定します。海岸線がフィヨルド、入り組んだ地形になるため、計算と認識を単純化するために西フィヨルドの面積から真円を想定し、この真円の円周を算出する、という方法でいきます。
計算結果
全長: 約350 km
これでも長かった…約、としてるのはキリのいい数値にしたかったのと、ヨルムンガンドが自分で咥えてる尻尾の余剰分を入れたかったからです。
さて、胴回りはどうでしょうか? ニシキヘビやアナコンダなどの平均的巨蛇を形のモデルとして、その胴部分の一番太くなるであろうところを全長数値を基に計算してもらいました。
計算結果
胴直径: 11.7 km
太っ! 直径が出せるなら断面積も出せますが、いや、そんなことより。…総重量は…どうなるんだ…? ゴクリ…
計算結果
総重量: 約 3.0×10¹⁰ kt
…単位をktで指定したのですが、それですら0が多過ぎて有効数字扱いの指数で処理されてしまった…
数値がデカすぎてまったくピンとこなくなってますが、Copilotからのサジェストで、富士山何個分?で計算してみては、と。おもしろい、やってもらおうじゃないか。
計算結果
富士山29個分
こんなん出ましたけど。はぁ…Copilot曰く、ヨルムンガンドの大きさは、山脈などの地形レベルだそうで。確かに…富士山が29個並んでる山脈と重さが等しい、と。
ところでトールってコイツを釣り上げようとしたんだよね? バカだな(笑) もはやそれしか言い様が。いやいや、富士山1個分だって普通釣り上げられないよ? むしろ根掛かり。フッキングした時点で竿を放さなければ船が転覆するかアングラーが海中へ引き込まれるかのどっちか。暴れまわる根掛かり。PEとか電動リールとか言ってる場合じゃなかった。ラインを切ったヒュミル、グッジョブ!としか言いようがありません。フェンリル同様、ヨルムンガンドも針を口から外そうとヘッドシェイクした時点でミドガルズ沿岸に多大な被害が出てそうです
さて、これだけ大きなヨルムンガンド君。Copilotのサジェストで、月の総重量と比較しては?といわれてたのでやってみてもらいました。
計算結果
月の質量の 0.00004%、つまり 約2万5千分の1。
あ、急にスケールが小さくなりました。ちょっと安心します。というか天体1つと比べれば、いかな巨体を誇るヨルムンガンド君でもさすがに小さいと。
で、Copilotは悪ノリします(笑) 地球と比べれば?と。やってもらおうじゃないか。
計算結果
ヨルムンガンド君は地球の約20億分の1 の重さ。
うん。すごく安心しました。いやー、なんかね、地球のスケールってすげーな、って。ヨルムンガンドが(人間感覚で)どれほど大きくて大災害を引き起こすっていっても、地球全体レベルでは小さな出来事だったんだなぁ、と。だから、例えば怪獣が現れてウルトラマンがやって来て倒して、っていっても、地球上の小さな点レベルの出来事だった、ということですよ。地球に飛来する宇宙人とか、どういう思考で地球を支配しようとか思っちゃったんだろうな。
さて、フェンリル、ヨルムンガンドと大きな兄弟の話をしてきましたが、実際のところこんなバカでかい生物がいたはずもなく。私個人的には、これらは巨大な自然災害のメタファーなのでは?と考えています。フェンリルは火山の噴火なのかな。そしてヨルムンガンドは溢れ出た溶岩の流れ。毒ガスは硫化水素とかそういうんじゃないか、と。これらに立ち向かったオーディンとかトールって、今でいえば消防の人とか、そんな感じなんなんじゃないかなぁ、と想像しています。




