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【あとがき】エピローグ

本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。

まずは本編をお楽しみください。

 エピローグのあとがきということで、オレオーこぼれ話などを。


■本編ラストエピソードの裏話


 本編ラストは東雲オーディンとスキールニルの勝敗が有耶無耶になっていますが、これはしかたない。だって東雲オーディンが勝ってしまったら歴史が変わってしまうから(笑) なのでこの有耶無耶ラストは当初の予定通り。

 ただし初期案は


(※制作メモからよりコピペ)

オーディンはスキールニルと一騎打ち:魔術対決

※オーディンはセイズ(いせあいでウォーデンが使った圧縮詠唱版)を使う

決着つかずオーディンは自決へ


 となっていました。なんか「自決」って言葉が悪かったのか、最初にCopilotに読み込ませたとき、「思い止まりましょう」みたいなメッセージが出てきて、「そうじゃない。そういう話をしてるんじゃないんだ」ってなったんですが(笑) 全然文脈読まずにそういう「イエローカード」的なものを出してくるんで、それじゃ「ひめゆりの塔」の話とかできないじゃないか、と。

 それはさておき、初期案では「追い詰められた東雲が、殺されるくらいなら死んでやる」という道を選ぶことで、「運命」に身を任せず自らの意思で未来を選ぶことでループが止まる、というロジックでした。ちょっと後味悪いなとは思っていたので、いい案が浮かべば差し替えるつもりでいて、ギンヌンガガプが現れるネタを思いついて即入れ替えとなった経緯があったりします。


■出てきてないキャラの話「ガルム」


 ガルムはヘルヘイムの番犬です。ラグナロクのときヘルは連れ立ってきてるんですが、オレオー本編では外しました。ちょっと使いどころが思いつかなかったので。まぁ忘れてた、というのもあるんですが。でもあれですよ、きっとガルムはお留守番だったんですよ。


「ガルムはお留守番ね。ああ、もう、そんな顔しないでって。すぐ帰ってくるから。ね? それではヘルヘイム婦人部のみなさま、出掛けてまいります。ガルムのこと、よろしくお願いしますね」


もそもそもそ…


 とか、そういうシーンがあったんですよ。多分。


■やっぱり「ヘーニルよ、なぜそこにいる?」


 ヘーニルは北欧神話業界では気に入られているのか、あちこちで名前を見るんですけど、その割に何やってんだかよく分からない。にぎやかしのイケメン枠?かと思いきや、とんでもねぇところでその名があったりします。ミズガルズができて、浜辺に流れ着いた2本の木(トネリコとニレ)から男女を造る、というイベントがありまして、「オーディンが息を、ヘーニルが心を、ローズルが生命の暖かさと姿を与える」と、『古エッダ』にあるそうです。これが『スノッリのエッダ』ですと「オーディン・ヴィリ・ヴェーの三兄弟」となってるそうで…ああ、またなんか記述に揺らぎが…とりあえずその辺は置いといて、ヘーニルが割と大事な役割をしている…! のですが…ちょっと意地悪なことを思いついてしまいまして…この、ヘーニルが与えた「心」って…「知識」とか頭の中にあるもの、って考えたら…もしかしてヘーニルは「心」を人類に与えすぎてしまって頭が空っぽになってしまったのでは…しかしおバカになってしまったヘーニルにはミーミルという心強い味方がいたのでなんとかなった。あれですよ、ア〇パ〇マンみたいな。「ボクの知識をお食べよ」って、与えちゃったんじゃないかなって。だとするとミーミルはジ〇ムおじさんポジ? で、ローズルって誰よ?ってなるんですが、ここだけで出てくる謎の神。もう、これだから北欧神話は…

 さて、ローズルは「生命の暖かさ」を与えたとありますが、「美」を与えた、ともあるそうです。ヘーニルの「ア〇パ〇マンシステム」を応用すると、ローズルは自分の美貌を与えているうちにブサメンに…だからこのあと影が薄くなって名前が出てこないのかな? 「ローズル、新しい顔だ」って投げてもらえたら人気が持続していたのかも…

 そして我らがオーディン様。「息」を与えたとありますが、「息」は「生命の根源」とも解釈でき、それを与え続けて何を失ったのか…Copilotとの協議の結果、以下のようになりました。


 人間に「息=生命」を与える。

 その後、自分は「理性」を失い、あたりかまわず子を作り、秩序を乱す存在になる。


 ひどい話だ…


■オレオーとZガンダム


 オレオーではアース神族とヴァン神族、そしてヨトゥンの3つの勢力が争って、みたいな状況に、実は裏でゲームを操っていたリョースヴェルルがいた!という設定になってます。 …なんかこれ、Zガンダムにおける勢力同士の争いみたいな気がしてきた。ってなことをCopilotに話したら、それじゃそういう図解を作りましょう、と。マジで? で、お願いしてみました。


[勢力図:北欧神話 × Zガンダム風]


◆ 原初勢力

- ヨトゥン(巨人族)

→ 原初から存在する住人。ユミルを筆頭に大地・氷・炎を象徴。

→ Zガンダム的には「地球圏の一般住民」的ポジション。


◆ 新興勢力

- アース神族(Odin, Vili, Ve)

→ ユミルを殺し、その身体から世界を創造した三兄弟。

→ 世界秩序を自ら立ち上げた「ティターンズ」的存在。


◆ 第三勢力

- ヴァン神族

→ 世界創造以前から自然の力として存在。

→ アース神族の秩序を監視し、時に対抗する「エゥーゴ」的存在。


◆ 外部観測者

- リョースヴェルル(創作:ギムレーの住人)

→ ギムレーに住む高次の存在。最初からあったが語りの外に置かれていた。

→ 「アクシズ」的ポジション。秩序の外から観測し、ラグナロク後も残る。


◆ その他

- 人間(Midgard)

→ 世界秩序の中に組み込まれた一般市民。

→ 戦争に巻き込まれる「コロニー住民」的存在。


 ですって。やればできるもんだ(笑)


■結局、北欧神話ってなんだったのか?


 北欧神話とは、散らばっていた古くからの伝承をまとめたもの、だそうです。で、その伝承…私的には、こう考えています。

 北欧の冬は寒くて長い。子供たちはお外で遊ぶこともできず家の中。当然退屈します。そこで退屈しのぎにおばばがお話してくれたんですよ。ただ…困ったことに、子供受けがよかったのでおばばが「ノって」しまった。代々話が引き継がれるうちに特にウケたところは盛りに盛られてどんどんエスカレート。その結果…フェンリルは全長120mほどまで成長してしまい、ヨルムンガンドに至っては短く見積もっても350kmの地形的長さにまで…

 でもね、これでいいんです。神話の神秘性とか物理的合理性とかそういうのもどうでもいいんです。多分、それを聞いていた子供たちは、驚きで目をキラキラと輝かせながら丸くしていたことでしょう。そんな顔で見られちゃったら、おばばだってもっと盛っちゃいますって。そしておばばですからね、前話したこととか忘れちゃうんです。だから話の繋がりがおかしくなる。でもね、それでいいんですよ。だって、北欧の厳しい冬を、子供たちがそうして乗り切ってきたんだと思えば、なんだかステキな話じゃないですか。

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