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【あとがき】第五章 光の民①『光り輝く者』

本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。

まずは本編をお楽しみください。

■スキールニルとは何者か?


 コイツは『古エッダ』に収録された詩『スキールニルの歌(Skírnismál)』に登場する、というかタイトルに書いてある⁉ヤツで、フレイが一目惚れしちゃったフレイの代わりに巨人の娘ゲルズに告り代行する使者、となっています。

 なんだよフレイ、自分で告れないとか小心者かよ!などの感想は持ちつつも…ところがですよ? この告りの場面を見ますととんでもねーことが書かれているのです。以下、Copilotによる超短縮まとめ。


スキールニルは贈り物(黄金のリンゴや腕輪)でゲルズを説得しようとするが拒絶される。最終的に「呪いのルーン」を突きつけて脅迫し、ゲルズは9夜後にフレイと会うことを承諾する。


 この後、フレイ君は「待ちきれないよー!」と身悶えるらしいのですが、そこは正直どうでもいい。大事なのは「呪いのルーン」、なんとコイツ、スキールニルはルーンが使えます。ルーンを刻んだ杖をゲルズに見せたそうですよ。これね、変なのです。だって、最高神たるオーディンが(オレオーだとなんか威厳が損なわれていますが…)ユグドラシルに逆さ吊りになって、やっとのことで習得した、あのルーンをですよ? サクッと使って見せているわけですよ。主人公が猛練習して習得した魔球を、記憶にも残らないような端役がストライクカウントを稼ぐ程度の扱いで使ってるってことですよ。もうね、スキールニル怪しい。めっちゃ怪しい。

 スキールニルが何者か?という説もいろいろあるみたいで、その中の有力説に「フレイの別人格」ってのがあるんですが、いや、ダメでしょうこれ。だって別人格がルーンをサクッと使っちゃ。逆さ吊りオーディンがかわいそう(笑)というわけで、私の中ではフレイの別人格説は却下です。

 それならスキールニルは何者なのよ?というのが解決しないのですが、少なくともルーンを日常会話レベルで使いこなすヤツ、ということは分かります。それならそういう設定を作るしか…


■ギムレーと『リョースヴェルル』


 ところでこのスキールニル問題に触れるより前、ラグナロクそのものを調べていた時に、Copilotがサラッと言ったことが頭の片隅に残っていました。なんか、ラグナロクで世界が終わったあと、生き残った人とか神とかが行くところがあるらしい。その選抜基準は明確ではなく、「義なる者」が行くとか。そこはまぁいいとして、どうやら神話9世界に属さない天上界があるのだそう。その名はギムレー。しかもヴァナヘイム他と同様、これもまた「ガルズ」成立よりも前から存在していた模様。そこで思ったわけですよ。このギムレーには住人がいて、実は北欧神話というゲームの隠れたプレイヤーとするのはどうだろう、と。このギムレーでの公用語(?)がルーン。そしてギムレーに住む人々。当然名前がなかったのでCopilotにお願いして名付けてもらいました。それが『リョースヴェルル』。直訳すると『光の民』、章タイトルになってるやつですね。そしてスキールニルはリョースヴェルルの一人で、地上というか、神々の世界に降りてきて、リョースヴェルルの思惑通りに動かない目障りな一族、アース神族を滅ぼす「ラグナロク」を起こそうとしていた、と。これならスキールニルがルーンをカジュアルに使いこなせる理由が説明できて、オーディンがその習得に苦労した、というのも説明できる。これは便利。

 ときにギムレーってとこはあまり研究対象にならず、創作なんかでもネタにされにくいそう。これね、私、理由分かっちゃうんですよ。


・原典に資料がほとんどない

・キリスト教の影響がみられる


 の2点。ギムレーはラグナロク後も焼けずに残る、めっちゃ輝いてる場所、くらいしか描写が無いそう。そして天変地異の後に「義なる者」が行くところということで、キリスト教的天上界の表現が強い。そんなわけで避けられる傾向にあると、Copilotも言っとりました。

 でも考えようによっちゃ神話9世界のロジックを当てはめてギムレーを説明できるんですよ。そもそも私が神話9世界についてCopilotに説明されたとき、ミドガルズとアースガルズの関係がまっっっっっっったく理解できませんでした。とある魔術の禁書目録に出てくる「虚数学区」みたいなもん?と聞いてもよく似てるけど違う、と。がんばって例示を上げたのに違うと言われると凹む… そして協議の結果、こんな感じでまとまりました。


「ミドガルズとアースガルズは同じフロアにあるんだけど、2つの世界の間には偏光性、すなわち片側からは透けて見えるけれど、反対側からは真っ白に光って見えるガラスのようなパーディションが立てられていて、ミドガルズからはアースガルズは見えないけどアースガルズからミドガルズを見ることはできる」


 これでCopilotからOK出ました。やった! そしてこのパーティションに相当するもの、これが位相(フェイズ)というか「次元の違い」的なもの。アース神族の方が高次な存在なので一般ピープルからは知覚できない、と。で、このロジックを拡張して、ギムレーおよびその住人はアースよりも遥かに高次元で、もやは「光」とでしか認識できない。だからギムレーは高次元ゆえに「光としてしか観測できない領域」というわけです。このロジックもCopilotからOKもらいましたんで、設定として使って大丈夫と判断しました。


■ヘーニルよ、お前はなぜそこにいる?


 ときにヴァン神族への人質となったヘーニル。ミーミル返品以降の様子がよく分かっていません。ってか、しれっとアース神族と行動を共にしているという謎がありますが、それは以前述べた通り、ミーミルとの取り違えでは、と。どうもヴァン神族で王として担がれていたとも言われるのですが、でも優柔不断で中身がないと評されたヤツを王として担ぐか?という素朴な疑問が。しかもヘーニルはラグナロク後の世界をまとめる大事な役割があるそうです。中身がないのに? そこで考えた。ヘーニルもリョースヴェルルにしてしまおう。スキールニルと「ニル」仲間だし(笑)しかもヘーニルはそもそもラグナログプロジェクトを任された張本人。しかし記憶喪失。代わって降りてきたのがスキールニル、と。そしてラグナログを起こし、そのあとの世界をヘーニルに治めさせて、ヘーニルの「宿題」を終わらせてあげる、と。ついでにBL要素もひとつまみ。ともかくこれで、ヘーニルがなぜだかそこにいる問題はだいぶ片付いたかな、と。他にも変なところで出てきたりするんですが、そこまでつじつま合わせするのはなかなか難しいので見なかったことに(笑)


■ノルン三姉妹の正体


 そして本編中でも書きましたが、出自不明のノルン三姉妹もリョースヴェルルということにしてしまうとなかなかにスッキリ。しかもスキールニルの手先、実行部隊としてラグナログを進めていた、特殊能力持ちのスペシャリストたちだった、と。ここから逆算してヨルムンガンドが生まれる前にアングルボザの元へ行っていたのがウルズという設定も付け加えました。

 ノルン三姉妹はユグドラシルに「運命の糸」を読み込ませることで運命を操っていた、という設定。運命の糸がプログラムないしデータを書き込んだディスクみたいな感じ? しかし東雲オーディンが現れたことで変化が生まれ、読み込ませることが不可能に。なのでスキールニルが直々にお出ましになって、ラグナログプロジェクトを遂行することになった、と。運命の糸は「青=過去」「白=現在」「赤=未来」という対応で、ノルン三姉妹やアングルボザ、シギュンの服装の色に反映させていました。気が付きました?


■ヴォルヴァの正体


 アングルボザの元にはもう一人、ヴォルヴァが訪れてましたね。彼女が使ったのは紛れもなくルーン。これはオレオー独自設定で、ヴォルヴァはリョースヴェルルの嘱託、としました。ヴォルヴァはあくまで巫女で、どういった種族がとかいうのはないそうです。ヴァルキュリア同様国境なき医師団状態。本来ならヘーニル配下に入るはずでしたが、ヘーニルがちっとも仕事を始めないので困ったなとウロウロしてる間にあれこれ未来のことで口を滑らしてしまっていた、と。だって言っちゃダメって言われてないもん!って。で、スキールニルが降下することで統制が取れた、とかそんな感じで。とはいえヴォルヴァはストーリーに絡まないので設定は雑ですが。あと、アングルボザの元へ行ったヴォルヴァのセリフ、よーく読んでみますと、ヴォルヴァ自体は呪いを掛けることに消極的なことが分かってもらえるかと。

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