【あとがき】第四章 アレが来る!⑤ヴァナヘイム平定
本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。
まずは本編をお楽しみください。
■語り部としてのヴァン神族
北欧神話を調べてて気になったこととして、アース=ヴァン戦争以降、ヴァン神族にまつわる記述がほとんど無くなる点があります。いろいろ設定を考えようとCopilotに聞いてみても原典には何も書かれていない、と。どういうこっちゃ?
で、考えたのが、そもそも北欧神話は誰目線で書かれたものなのだ?ということ。これ、ヴァン神族が記録したもの、と考えると割とスッキリ行くな、と。アース神族の興りから滅亡までをヴァン神族が記録した物語、と。で、この構造が日本を代表する軍記物「平家物語」とよく似てるんですな。平家の代わりにアース神族が滅びる、みたいな感じ。で、平家物語の場合、語り部は琵琶法師でしたが、北欧神話はそれがヴァン神族だった、と。
■ヴァン神族はセイズで未来を知っている
ヴァン神族側には「セイズ」という魔術があります。詳しくは検索してね! で、このセイズ、未来予知ができるそうな。まぁそれで未来予知マニアのオーディンががっつりハマるわけなんですけどね。しかも本気で。
さてその未来予知ができるセイズを使えるヴァン神族が、未来のこと、すなわちラグナロクを知らないわけがない。というか知ってるでしょう確実に。そんな大惨事の中心となるアース神族と、関わろうとか思うでしょうか、いや思わない。変なちょっかい出して、巻き込まれるのはゴメンでしょう、普通は。北欧神話の語り部がヴァン神族だった!というのは極論だとしても、少なくとも未来を知るヴァン神族がアース神族と距離を取ったのは自然なことだと思います。むしろ、そんな厄介ごと起こす神族、俺たちが滅ぼしてやるぜヒャッハー!と戦争を仕掛けたものの滅ぼすどころか痛み分け、って結果だったら、ああ、じゃあもういいです、関わりません、ってなるんじゃないですかね。




