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【あとがき】第三章「結び留める者」⑨⑩アングルボザの窓⑤「フェンリル」、アースガルズの景色①フェンリル

本編「オレ、オーディンになったらしい。〜ラグナロク不可避⁈ もうすぐフェンリルに食われることになってるんだがどうすりゃ回避できるんだ?〜」(N7288LN)の各エピソードで使用したネタとその解釈なんかを書いています。

まずは本編をお楽しみください。

■フェンリルの拘束


 フェンリルはアームスヴァルトニル瑚のリュングヴィ島ってとこに「拘束」されているとされます。ではその湖はどこに? ここで「拘束」という言葉が効いてきて、アースガルズ内のどこかと推測できます。というのも、ヘルは「追放」されたのでアースガルズ外(ニヴルヘイムまたはヘルヘイム)、その逆、ということです。

 リュングヴィ島に拘束されたフェンリル、その拘束に使われたものは本編で出てきたとおり。これを整頓しますと


レージング

ドローミ

ドローミ改※この呼称はオレオー独自のもの

グレイプニル


 レージングとドローミはアース神族が作ったもの。ドローミもぶっちぎられたのでドローミの改良版も用意したそうですがやはりぶっちぎり。そこで北欧神話界のドワーフ=ドヴェルグに拘束具の製作を依頼します。で、出来上がったのがグレイプニル。「猫の足音」「女の顎髭」「山の根」「熊の神経」「魚の息」「鳥の唾液」といった、「存在しない物」で構成されます。これは、「存在しない物なら切ることもできない」というとんちみたいなものと私は考えています。

 しかしながら…本編でも書いてますが、ドヴェルグ工房の技術力の高さよ。アース開発部技術陣もがんばったとは思いますが、フェンリルの力を甘くみていたのか?


■ルーンについて


 今回本編でヴォルヴァがアングルボザに「杖を翳して、よく聞き取れない独り言みたいなこと」を言っていたのは、ルーンによる呪いをかけていた、と解釈してください。アングルボザは不思議には思っても何も感じなかったのは、オレオー設定で「ルーンは常人には知覚できない」となっているからです。見えない、聞こえない。どうしてこの設定が必要だったか? 人という生き物は、知覚できる情報から法則性を読み取ろうとする習慣というか、そういう思考をしようとします。何かそこには意味があるのでは?と。なのでルーンが見えたり聞こえたりすると、それがどういう意味なのかを考えようとしてしまうので、呪いをかけていることがバレてしまいます。呪いでなくとも「あの時何かされた」という記憶は残ってしまうでしょう。なので、常人にはルーンは知覚できず、分かるのは特殊な存在であるヴォルヴァなどを除き、あとはオーディンくらいしかいない、ということです。それに、そうでもしないとユグドラシルに逆さづりになってまで努力してローンを理解したオーディンの立つ瀬がないので。

 話が前後しますが、オーディンはミーミルに片目を差し出したのち、ルーンの秘密を得ようとユグドラシルに逆さ吊りになってます。…意味が分かりませんね。なぜ逆さ吊りになるとそんなことを理解できるようになるのか…それはさておき、この「オーディン逆さ吊り」の話を読んで、私、真っ先に思ったことがあるんです。どうやって逆さ吊りになったのか? いや、それ以上に逆さ吊りからどうやって元の状態に戻ったんだ? 自分で「よっこらしょ」と上体を起こして足首にでも結んであった綱を解いたのか? すげー腹筋だ… でももしも綱を解けなかったら…「あのー、ミーミルさん? ちょっとこれ解くの、手伝ってもらえませんかね?」とか頼んだんだろうか? ダサ…

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