表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

うわさばなし⑦

本当に恐怖を感じた時、人は動けなくなると聞く。

冒険者でさえ、それに抗えるものは少ない。


彼が生き残ったのは奇跡だと私には思える。

それは彼の実力に不相応だったからとか、被害の割合を考えると全滅でもおかしくなかったからではない。


「アレは少しすると、街に向かって動き出したんだ」


自分が涙を流していることに気がついて、少し苦笑いをして、ぬぐいながらそう続けた。


「俺たちは…どうしたらいいかわからなかった。だが、まともに、いや何も出来なかった。それは周りにいてかろうじて生きているやつらもそうだったよら」


「だが、知っての通りそこであんたの探してるヤツが現れたんだ。それこそ文字通り突然な」


私が探してるのは彼の言うところのヤツである。

この世界で何かのために、誰かのために戦い続ける者。

彼を天からの使いだとする声や人類の希望だと語る者すらいる。

しかし、彼がどこで生まれ、今何をしているか私もギルドも、そして国さえも知らない。


だから、私は知りたいと思ったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ