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短編集

サマーデッド

 俺には他の人にはわからないあるものを見分けることができる。

 それは……人間に擬態した異形や怪物か人間かということを見分けることができる。

 なぜそれが見分けられるようになったかというと、百八十三年前の夏休みに俺は熱中症で倒れその後生きているのに地面に埋められ、やっとの思いで地上に出た時俺は見分けられるようになっていた。

 周りから見れば俺は死んでいたのだろうから仕方ない……って俺は自分自身に言い聞かせている。

 それで人間に擬態した化け物だが、さまざまな種類がいる。

 今俺の目の前を通った三人の女の中に化け物がいるのだがそいつは鬼だ。

 他にも俺が見たことがあるやつはゾンビ、ヴァンパイア、鬼、狐狸などなど……まあよく知られたやつだ。

 特に最近見るのはゾンビだな……ゾンビって言っても映画とかで出てくるようなやつじゃなくて普通に会話も出来るし人間以外も食べられるからな

 そして俺は今とある未来を見た。

 それはこの鬼の女の左手が巨大な鎌となり俺やその周りの人をバラバラにした後に右手の巨大な口で喰らうという未来だ。

 おっと説明してなかったな……まあ誰に説明するかって言ったら神だよ。

 今俺のことを見てるあんたたちのことさ、この未来予知も地上に出た時に手に入れたものだ。

 俺のもともとあった能力を使えば止められる……まあこの能力のせいで村のみんなに怖がれ何度も何度も首を刎ねられた。

 しかし蘇生・再生を続けどんな怪我も治る身体の俺は倒れた隙に埋められた

 おかしいだろこんな身体……まあいいやさあこの未来にならないようにしないと

 まずはあの女の鬼を捕まえないと……縄はないから自分の小腸でも使えばいいよな

 ……ふん!

 ブチブチ

 よしこれを使って捕まえる

 ……やばい見つかった!!

 その瞬間女が俺の目の前にいた

「ねえ君今さ私の食事の邪魔をしようとしたでしょ……だからちょっと死んでくれない?」

 そして俺は首を刎ねられたがすぐに治った

「すごい能力……あっ!! そうだ私いいこと考えちゃった!! 君を私の永遠の餌にしてあげるから光栄に思いなさい!!」

 今の俺では勝てないな……後十三回なのに

 そして俺はこの女に捕まった

 二ヶ月と十二日後

「君も私に喰われることにだいぶ慣れてきたよね……もう一日一回以上は死んでるよね。治るから何回でも喰べられるからお腹いっぱいになれるから本当に感謝してるのよ、ありがとう」

挿絵(By みてみん)

 これで回数はクリアした……後は発動すれば覚醒できる

 そして俺の能力は覚醒し、不死の(イモータルロワ)となった。

 これならこいつに勝てる!!

 これが後に人類を滅ぼし異形たちの王となったアルヴァス挿絵(By みてみん)とその妻であるローナ挿絵(By みてみん)の出会いの話である。

 この二人が国を作るのはまた別のお話


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