血族の不死者　第一部（守護の始まり）

　ヴェルフリッツ・バーイヤー
　彼は、14歳で宮廷魔術師となった魔術の天才であった。
　不死の研究を趣味に没頭し、一度切りの不死の魔術を完成させることとなる。
　10年の間死ぬというリスクはあるが、彼はどうしてもその魔術を使ってみたくて……
　魔術の準備を済ませ、遺書を書きに行こうと部屋を出ようとした瞬間、魔術が思わぬタイミングで作動し、彼は10年後の世界に！？

生き返ったヴェルフリッツは家族から受け入れられず、旅に出る。

冒険者の先で、仲間との別れや出会いを繰り返し、手柄を立てた彼は、かろうじて貴族である家族に認められ、家臣として仕えることとなるが、そこに待ち受けていたのは、近隣諸国とのかけ引きだった。

ヴェルフリッツは妹であるレーヌに仕え、支えるのだが。

その結末は…



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