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【完結】 次期聖女として育てられて来ましたが、異父妹の出現で全てが終わりました。史上最高の聖女を追放した代償は高くつきます!  作者: 林 真帆
第三章

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第43話 謁見

 今の私の人生において、国王陛下にお目にかかるような事態は、全く想定していなかったことだ。


 だから私は、国王陛下の前に出られるような準備は何一つできていなかった。


 そこで、使者にそのことを伝えると、『こちらで準備するので、手ぶらで来てくれればよい』とだけ言われた。





 ――謁見当日。


 私は謁見用の衣服一式を受け取った。


(これは……!)


 渡された衣服は、聖女が纏う衣装を想起させた。


 とは言っても、聖女の衣装は、舞踏会で着るようなドレスとは違い、レースやリボンなどの装飾品は一切なく、その形状もごくごく平凡なものである。


 だから、よくある服だと言うこともできる。ただの偶然だろう。


 それでもこの服を着て、姿見の前に立つと、次期聖女だった頃の私がそこにいるような感覚に陥った。





 ――懐かしい。


 謁見の間に入って一番最初に抱いた感想だった。


 つい最近まで、私は、謁見される側としてこういった場に出入りしていた。とは言うものの、私は母の横で立っているだけであったが。


 それでも、他国の要人から市民まで多くの人を見てきた。


(あの方が国王陛下ね)


 奥の立派な玉座に一人の男性が座っている。


 私はゆっくりと玉座に向かって歩みを進め、頭を下げた。


 声をかけられ、頭を上げると、国王陛下と目が合った。


(! 私の記憶違いでなければ、以前お会いしたことがある……)

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