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【完結】 次期聖女として育てられて来ましたが、異父妹の出現で全てが終わりました。史上最高の聖女を追放した代償は高くつきます!  作者: 林 真帆
第一章

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第22話 後悔

 私が目を覚ましたのは床の上だった。


(……痛いっ!) 


 ピリッとする痛みを後頭部に感じ、手をやってみる。すると、たんこぶができていた。


 だが、すぐに私は、たんこぶの痛みを忘れてしまうくらいの衝撃的な事実に直面する。


 下半身に違和感を感じ、寝たままの姿勢でおそるおそる下半身を探った。


 そして私は、昨晩、自分の身に何が起こったのか、全て理解した。


 私は、父が迎えに来たときに、どうして一緒にここを出て行かなかったのか、激しく後悔した。


 アベルを私に差し向けたのも、きっと私を陥れるための罠に違いない。


 私がまんまと罠に嵌まったことを、母の耳にはもう入っていることだろう。





 もうすぐ、母が何らかの行動を起こして来るはずだ。今度こそ私は、どんな目にあわされるかわからない。


 どのような目にあわされるにしろ、万が一に備え、私にはやるべきことがあった。





 私は体の痛みを堪えながら、本棚の前に立った。


 私が手にしたのは、薬学の本だ。


(確かこの辺りに作り方が出ていたはず……あ、あったわ)


 そのページを開いたとき、情けなくて涙が出てきた。


 まさか、自分がこの薬を使う日が来るとは――私がこれから作ろうとしているのは、堕胎薬だった。

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