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【完結】 次期聖女として育てられて来ましたが、異父妹の出現で全てが終わりました。史上最高の聖女を追放した代償は高くつきます!  作者: 林 真帆
第一章

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第10話 居場所

 視線が一斉に私の方に向けられた。


「マリア! 一体、どういうことなの、こんなに遅刻をするなんて!」


 私が部屋に入るなり、母は私を激しく叱責した。


「あの……私は言われた通りの時間に来ただけですが……」


「言い訳をするなんて、次期聖女としてあるまじき行為ね!」


 母は信じられないといった表情をわざと作った――ように私には見えた。


 だが、次の瞬間、一気に顔をほころばせ、


「まあ、いいでしょう。あなたの代わりに、カタリナががんばってくれたわ。今日のところはカタリナに免じて大目に見てあげます。わかったら席に着きなさい」


「申し訳ございません……」


 私は案内された席に着いた。


 そこは、母の隣の席ではなく、一番身分の低い者が座る席であった。





 今日のお茶会は、いつも以上に辛かった、いや、屈辱的だった。


 母は終始、カタリナがどんなに素晴らしい娘であるかを語っていた。


 これで、母が、私とカタリナのどちらを重視しているかを、はっきりと示したことになる。


 私がお茶会に呼ばれなくなる日も、そんなに遠い未来ではない。そして、私がいないお茶会では、ご夫人方が、私のことをさぞ面白おかしく話題にしてくれることだろう。


 お茶会からの帰り道、私は離れの方角から歩いてくる人影を見た――それは、メアリであった。


 

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