表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私を型にはめるのは私だ

pH7にならないことに

不安を感じるのなら

試薬なんて捨ててしまえばいい


観測者でない者は

常に揺れ動く数値が

1であろうが14であろうが

過去の1つの結果に縛られている


刷新されるデータに

懐疑の視線は妥当

ただし白衣の丈は

正しくあったほうが身のためだ


可能性を捨てる時


検証が100%で尚

裏の裏の模索に暮れ

クォークのふるいにかけてさえ

何も残らなかった時


生育途中

楽しげに手招きする

見たことのない発芽へ

はっとした閃きで

踏み出した時


使い古された黒板に

すっと引かれた

チョークの白線が

あまりに潔良く完結して

次の仮定を示す時


あるいはもう既に

扉は閉じられていて

前提すら覆る事無く

履歴の消去が確定した時


いずれにしろ

自由であり不自由な自明の法則を

ただ嘆いて過ごすには

物理的距離が短すぎる


「劇薬混ぜたら危険」

それを知る私は

混ぜた1人目を知らない


偶然か冒険心か狂気か

未知に彩られた未来に

些かの憧れがあったとして

誰がそれを責めるだろう


私を型にはめるのは私だ

鍛錬のため1日ひとつ、かいてます。

感想頂けると励みになります。

ご覧頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ