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プロローグ

 学生時代の黒歴史です。かなり昔に某超大手ライトノベル賞に応募したのですが、見事に敗北をした記念すべき私の処女作となっております。行方不明になっていたのですが、パソコンの奥深くで最近発見されました。私の好きな世界観を凝縮して書かれており、もはや意味不明な出来であります。全てが爆発する後半は必見です。そういう事もあり、あえて当時のままの姿で連載をいたします(もちろんあらすじも)。


 悪い事ばかり書いていますが、処女作らしい勢いとパワー、自然も美しさの模写やバトル要素、ちょっとしたシリアス要素などなどなど……、やりたい事をやりきってる作品ですので、ぜひぜひお付き合いいただければ幸いです。私は今でもこの作品が大好きです。

 この世界の太陽は動かない。この、澄み切った青空の中心で。


 どこまでも広がる向日葵畑の真ん中の、緑溢れる低い小山の上に、向日葵色の髪を二つに縛った少女が立っていた。少女は赤い鞄を背負っている。

 その少女の前には空よりも蒼い扉が浮いていて、黒い麦藁帽子を被った老人が入っていく。少女は笑顔で手を振り、その老人を見送った。

 パタリと扉が閉まり、扉はフラフラと辺りを彷徨い出す。

「さて、帰ろうかな」

 少女は振り返り、歩き出した。そして頭の中にある、目の前に広がる蒼い記憶の海を、幸福から絶望へと切り替える。

 この後、駅にやって来る少年を迎えるために。


 太陽からの光は強く、少女の髪を輝かせる。それは夏のような日差し。

 向日葵畑を走る風は、柔らかく穏やかで、少女の真っ白で短いスカートは喜びなびく。

 向日葵色の少女は、向日葵の道をのんびりと歩く。

 と、雲一つ無い空から白いものが降り始めてきた。雪のように降るそれは、次第に強くなっていく。

「あ、塵だ。くうー、油断した!合羽を持ってくればよかったよ」

 少女は慌て走り出す。

塵と呼ばれたそれは、柔らかい少女の肌を少しずつ侵食し、小さな傷を作っていった。

 傷を恐れ少女は走る。

 名はカーマインという。


                        ○

 ここは宇宙。

 太陽は目にいる蒼い星を睨む

「ねえ、いい加減にしてよ。本当に怒るわよ。もう、嘘じゃないんだからねっ。あ、嘘だと思っているしょ。今に見てなさい。思いっきりぶん殴ってやるんだから」

 蒼い星は黙ったまま、太陽をチラリと見る。太陽は顔が真っ赤にして怒っていた。

 結局、何も変わらなかった。

 この次、太陽は本当に俺をぶん殴るだろう。その位の予想は出来る。

 さて、心の準備だけでもしておくか。


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