国家見解
北方での小競り合いの絶えないこの国は、多くの問題を抱えている。
その中の1つに、テロリストの存在がある。
最も有名なのものは、国の間違いを正す為と自称する反政府組織であるレジスタンス『ハート』
それ以外にも大小幾つものテロリストが存在する中、南部、主にサウスの街周辺とその南に広がる荒野、そして牧草地になっている山岳部で活動してるテロリストグループが存在する。
構成員2名。名は自称だが、アリスとラビとされている。
南方の国境を接する南部諸国連合とは同盟関係にあるとは言え、いつ敵国となるかも知れない相手に国家機密とも言える情報を漏えいする行為は間違いなく外患誘致かその幇助にあたり、そうでなくともソレの無断使用は国法で禁じられている。
彼女達が活動を開始してはや数年。それは南部諸国連合との和解・同盟が成立して数年以上経過したと言う事でもある。
その間に南から攻め込まれた事はなく、実害の薄いテロリストよりもレジスタンスへの対処や北部の小競り合いの方が重要と判断した軍部の対応は、現地の公安警察に1人の将校を派遣するだけに止まった。
かくして、サウスの街の住人は今もテロリズムに晒され続けている。