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机上のゼロ  作者: 後藤式
2/8

Episode 02 ~Tra in~


家を出て、駅に向かう。僕の家から駅までは五分歩けば着くような好立地だ。


特に当てもないけれど、切符を買いホームに出る。


ホームにいる人は疎らで、いつもと変わらない。


どこからか聞こえてくる女子高生の笑い声、隣に立っている電車を待つ小さい子供とそのお母さん、目の前を歩いてゆくスーツをきっちり着たおじさん……。なにも変わらない。



しばらくして、電車がきた。僕の乗った車両は僕を含めた三人だけでひどく殺風景に見えて、こんなにも車両は広かったのかと思うほどだった。


席は遠慮することなく座り、目の前で流れてゆく風景をぼーっと見る。


「どこに行こう…。」


手持ちのお金は少ない。

今回は……いや、毎回僕の行動は行き当たりばったりだ。


「計画性がないんだよな、計画性が。」


そんなことを考えていたら海が見えてきた。


太陽の光を反射して車両の中まで照らす。


「次の駅で降りようかな。」


ブルル、ブルル、ブルルル…


携帯が震えた。

メールか電話か、どちらにしろ珍しいこともあるもんだ。


携帯を手にとり、ディスプレイを確認。



…サイトのメールかよ!!





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