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サクラ咲き散る

皆様初めまして!!

2019年ごろに初めて書いた黒歴史的な作品があったなと思い出し...

その作品を空いてる時間でリニューアルしつつ完結まで持っていければと思います!

ぜひ応援のほうをお願い致します!!

 付喪神を知っているだろうか?




 長い年月を経た道具や物または土地や場所に神や精霊、霊魂などが宿った物を付喪神と呼ぶ。

大層に名前に神とあるが実際のところは皆も身近に知る妖怪やおばけのそれに近い。




 そんな付喪神だが人類が誕生してから長い年月が経ちそれに伴い道具や物、土地や場所も時を重ねてきたわけであるが、それらに付喪神は宿っていないのだろうか?


 否、もちろん全てではないがそれらのほとんどの物に付喪神が宿っている。




 え?見たことない?どうなっているのかって?




 じゃあ付喪神やそれを取り巻くとある面白い話をしよう。










 春。サクラが舞う季節。




 学校の校門から玄関にかけて見事に咲いたサクラ。




 皆が新たな門出に様々な思いを心に秘める中、とある決意をした少女がいた―



(友達100人欲しい…!バラ色の高校生活を送りたい…!)

 

 様々な雑多なオリエンテーションを終わらせ、ホームルームを迎える中..

 クラスでの自己紹介で自分の番が回ってくるのを不安と期待で待つ少女。




 彼女の名前は青葉桜(あおば さくら)




 肩までかかった髪型は緩く内側にウェーブしており、童顔とまではいかないが顔は少し幼く背も低いため初見では高校生とは思われないであろうその出で立ち。


 昔から内気な性格で親友と呼べるものはおらず、バラ色とは程遠い人生を送ってきた。

しかし妙なところでポジティブであるが当の本人はそれを憂いたりするようなことはなかった。



 クラスの皆が自己紹介をする中、ついに自分の番が回ってくる。



「それじゃあ次、青葉さん自己紹介お願いします。」




 桜は高校生になったら自分のこの内気な性格を直すと決めていた。


しかし、自分の名前を呼ばれ一気に頭が真っ白になった。


 そして嫌なことばかりが頭を駆け巡る。


(恥ずかしい…もし笑われたらどうしよう…声が震えちゃったらどうしよう…)




 なかなか喋らない桜のほうをクラスの皆が向いていた。




 余計に緊張が高まり、桜はさらに混乱し言葉がまとまらないままその場で席を立った。




「あ、青葉桜(あおば さくら)です!内気な性格で友達が100人欲しくてバラ色の高校生活を送りたいでしゅ…です!」


(か、噛んだー!しかもいったい何を言っているんだ私は…!)


 もはや心の中で自分に突っ込みを入れるほど酷い自己紹介。




 自己紹介を終え、シーンと静寂した時間をかなり長く感じた。


その瞬間、クラスのあちこちからドッと笑いが起きた。


 噛んだことはもちろん可笑しかったが、それよりもその内容であった。


みんな、少女が言った健気なその目標がおかしかった。


 おかしかったというと悪く聞こえるが決して馬鹿にしているわけではなく、このピンと張りつめた空気の中で言った桜の人柄に自然と笑みがこぼれた。



 クラス全体の受けが良かったのにも関わらず、桜は顔を赤面させ席に座る。

いくらポジティブな桜でもこれは残念な出来で失敗したと思った。


 自己紹介が終わってすぐは、何人かが話しかけてくれたが桜は中々うまく返せず特にその後、話すこともなくいつも通り1日が終わっていった。




 桜の足取りは重かった。入学早々失敗してしまい、珍しく落ち込んでいた。


校門に向かう足取りは依然重く後ろから生徒が桜をが追い越していく。


 そんな景色を横目で見つつ歩いているとサクラの木が目に入り、足を止めて顔をぱっと見上げた。




 そこには今日の少し肌をなでる風のせいか朝より花が落ち全体的に少し小さくなったサクラの木があった。


「お前も私と一緒だな。」


 桜は少し笑ってぼっそとつぶやいた。




(はぁ。今日は疲れた。家に帰る前に『あそこ』に寄って帰るか…。)


 桜は少し小さくなった校門のサクラを横目に帰路についた。





大まかに話の本筋は決まっていますが後はいかに肉付けをしていくか…

筆が乗れば毎日更新しますし、筆が止まれば週1更新になるかも...

そんな作品にはなりますがぜひ皆さん温かい目で応援をお願いいたします!

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