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無言無能

作者: 夜乃 凛

 私は無能です。昔からそうだったし、きっと今もそうなのだと思います。

 何故、無能なのか?私が自覚しているからです。自覚があるからこそ、断定しています。


 何をやっても駄目です。でも、何かやらないといけないとは思っています。

 中途半端です。物事を最後まで終えることが出来ません。


 私は、道で猫が死んでいるのを目撃しました。

 その時、思いました。この世の真理だと。この光景こそが、この世なのだと。

 私は猫を助け、お墓を作ってあげました。その行為に意味があるのかないのかは、私が決める事です。

 意味はあったのだと思います。何もできない猫を助けた。同類を助けたのと同じです。


 仕事を辞めたいです。でも、生きていかなければならないから。

 誰しも、そうでしょう?

 間違っていますか?間違っているんですか?勉強しなくちゃ駄目ですか?どうしてですか?諦めたらいけないんですか?

 そんなに出来ないよ。頑張れないよ。言い出せないよ。


 私は、限界が来ました。もう、動けなくなりました。

 私には、彼氏もいません。

 唯一、信頼できる男の人がいます。

 でも、言い出せない。付き合ってくれなんて、言えない。

 断られたら、終わりだから。もう、他に希望が残らないから。

 だから、彼を手に入れた妄想だけで、自分を満足させる。

 傷つきたくない。それだけです。

 いけませんか?偽りの虚像に逃げ込むことが。


 本当は会いたいよ。話がしたいよ。でも、権利が無いから。


 権利ってなんですか。私が悪いことをしましたか。希望を抱いてはいけないのですか。

 わかりません。それがこの世の真実なら、猫のように死んでしまいたいと思います。

 大切な人は、私を愛してくれています。

 それが、辛い。

 それが、希望?

 無価値です。私は、無言の無能なのです。

 何もいらない。全部ほしい。


 破綻。


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