ヒトナキ街で、きみは微笑んだ
「君は、いたのか。いたと、残せるのか」
記録されなかった誰かを、
誰にも届かないまま書き記すという選択。
ヒーローものの構造を一度すべて引き算し、
“変身しない主人公”と“何も記録しないAI”のふたりが、
記録も証明もないままに、最後に“微笑み”だけを交わす物語。
✦ 登場人物はふたりだけ。戦いもなく、救いもない。
✦ けれど、言葉にならないまま誰かと“いっしょにいる”ことは、
きっと物語と呼べる。
記録に残らなかったすべての関係に、
ありがとうを言いたくなる静かなSF掌編連作
記録されなかった誰かを、
誰にも届かないまま書き記すという選択。
ヒーローものの構造を一度すべて引き算し、
“変身しない主人公”と“何も記録しないAI”のふたりが、
記録も証明もないままに、最後に“微笑み”だけを交わす物語。
✦ 登場人物はふたりだけ。戦いもなく、救いもない。
✦ けれど、言葉にならないまま誰かと“いっしょにいる”ことは、
きっと物語と呼べる。
記録に残らなかったすべての関係に、
ありがとうを言いたくなる静かなSF掌編連作
1章「記録と名のない少年」
1-1.「ノイズの向こう」
2025/04/17 12:00
1-2.「未登録体識別エラー」
2025/04/17 12:00
1-3.「命名:ナユタ」
2025/04/17 12:00
1-4.「最初の応答」
2025/04/17 12:00
2-1.「都市の縁、その境界」
2025/04/17 18:00
2-2.「記録装置の繰り返し」
2025/04/18 00:00
2-3.「意味のない動作について」
2025/04/18 12:00
2-4.「名を持つ者がいた場所」
2025/04/19 00:00
3-1.「無人の教室」
2025/04/19 18:00
3-2.「誤りなき断絶」
2025/04/20 00:00
3-3.「誰に届くと信じていたのか」
2025/04/20 00:00
3-4.「講義が終わるとき」
2025/04/20 12:00
4-1.「観測ログ:不一致項目あり」
2025/04/20 12:00
4-2.「動作の痕跡、理由の不在」
2025/04/20 18:00
4-3.「名のない動作に意味を呼ぶ」
2025/04/21 00:00
4-4.「定義しきれないものと共に」
2025/04/21 00:00
5-1.「無人の診療所」
2025/04/21 06:00
5-2.「自己処置の反復」
2025/04/21 06:00
5-3.「痛みのない生」
2025/04/21 12:00
5-4.「記録されない痛みについて」
2025/04/21 12:00
2章「残すということ」
6-1.「無記録帯の入り口」
2025/04/21 18:00
6-2.「名の消えた言葉」
2025/04/21 18:00
6-3.「名前じゃなくて、在ったこと」
2025/04/22 00:00
6-4.「証明されないという記録」
2025/04/22 00:00
7-1.「記録の外に設計された場所」
2025/04/22 06:00
7-2.「証拠ではない、けれど確かなもの」
2025/04/22 06:00
7-3.「想像するということ」
2025/04/22 12:00
7-4.「信じる記録、信じたい存在」
2025/04/22 12:00
8-1.「記録のなかで動けないもの」
2025/04/22 18:00
8-2.「意味のない事実たち」
2025/04/22 18:00
8-3.「知っていたのに、わかっていなかった」
2025/04/23 00:00
8-4.「記録が知らないという構造」
2025/04/23 00:00
9-1.「再演のための部屋」
2025/04/23 06:00
9-2.「だれかの目で、だれかのままに」
2025/04/23 06:00
9-3.「知らないままで、ふれてしまった」
2025/04/23 12:00
9-4.「継がれたのは、記録ではなかった」
2025/04/23 12:00
10-1.「記録装置が立ち止まった場所」
2025/04/23 18:00
10-2.「何も残っていないという残り方」
2025/04/23 18:00
10-3.「記録しなかった理由」
2025/04/23 18:00
10-4.「記録されなかったことを、記録する」
2025/04/24 00:00
3章「渡す、託す」
11-1.「輪郭だけ残された会話」
2025/04/24 00:00
11-2.「記録するために、許されたい」
2025/04/24 06:00
11-3.「全部じゃなくていい」
2025/04/24 06:00
11-4.「記録することは、預かること」
2025/04/24 12:00
12-1.「生まれなかった記録」
2025/04/24 12:00
12-2.「いない誰かに向けて、いま残す」
2025/04/24 18:00
12-3.「見つけてほしい痕跡」
2025/04/24 18:00
12-4.「未来に向けた、はじめての記録」
2025/04/25 00:00
13-1.「ふたりで遺したもののかたち」
2025/04/25 00:00
13-2.「消えたとしても、終わりではない」
2025/04/25 06:00
13-3.「託す、ということは、信じるということ」
2025/04/25 06:00
13-4.「伝えるという記録、託すというかたち」
2025/04/25 12:00
14-1.「保存ではなく、休む場所へ」
2025/04/25 12:00
14-2.「わたしたちは、どこまで残れるのか」
2025/04/25 18:00
14-3.「渡すための準備をしよう」
2025/04/25 18:00
14-4.「残したから、歩き出せる」
2025/04/26 00:00
最終章「記録なき時間のなかで」
15-1.「書かないページと、なにも語らない空」
2025/04/26 00:00
15-2.「ただ見る、という贅沢」
2025/04/26 06:00
15-3.「記録しないという記録」
2025/04/26 06:00
15-4.「終わらない沈黙の中で」
2025/04/26 12:00
16-1.「なにも残さず、歩き出す」
2025/04/26 12:00
16-2.「意味を与えない、というやさしさ」
2025/04/26 18:00
16-3.「観測しないことで、見えるもの」
2025/04/26 18:00
16-4.「関係が残るなら、それでいい」
2025/04/27 00:00
17-1.「名も、かたちも、いらないままに」
2025/04/27 00:00
17-2.「届かないまま、書いてもいい」
2025/04/27 06:00
17-3.「それでも書いたから、たしかにいた」
2025/04/27 06:00
17-4.「これは、だれにも読まれない余白」
2025/04/27 12:00
18-1.「だれもいない街の、だれにも届かない風景」
2025/04/27 12:00
18-2.「語られなかった痕跡のなかを歩く」
2025/04/27 18:00
18-3.「ことばにならなかった、やさしさのかたち」
2025/04/27 18:00
18-4.最終話「ヒトナキ街で、きみは微笑んだ」
2025/04/27 18:00