配信の準備を整えてみる
投稿頻度などは全く決めてません
書き物初めてです
完全自己満で書いてあるため文章がつたない可能性が非常に高いです
それでも読んで!感想をくれ!!
アドバイスくれ!!!
配信を始めるにあたっての機材やパソコンについては、俺君が使っていなかった口座の中に2000万ほど入っていたためそのお金を使ってすべて今一番いいものを揃えた。
「よし、これで配信自体はすぐに始められるようになったな。つぎは配信をするにあたっての名前が必要だよな~。この世界の都合上、本名で活動したらすぐに特定されそうだし……」
「そうだ、俺はこの世界に“転移”してきたんだからそこからとろう。たしか転移は英語でconversionだったはず。なら頭をとって、日本人にわかりやすく日本語に直してコンにしよう。これなら可愛い名前だし俺の名前と同じ二文字だしいいんじゃないか?」
活動用の名前を考えながら今後の配信についてわくわくしていると、誰かが部屋をノックしてきた。
「迅君?入ってもいい?」
「入ってきてもいいけど、どうかしたの?姉さん」
「これからのことについて少し話したくてね。そういえば活動する際の名前とか決めたの?絶対に本名で活動なんてしたらだめよ?ただでさえ男性の数は少ないんだもの、本名で活動なんてしたら身バレする可能性が高いわ。迅君ならそのうち絶対に有名になるしね」
「だよね、そういうと思って今考えてたんだけど、“コン”って名前にしようかと思うんだ」
「もう考えていたのね。うん、いいんじゃないかしら。まったく本名とのつながりがないしその名前なら仮にVtuberになっても狐系のアバターでいけそうね」
「で、これからのことなんだけどまずツブヤイターのアカウントをつくりましょう」
ツブヤイターとは国内最大のSNSでほぼ全国民が利用している。
なるほどな、まず始めるにあたって宣伝をしろということか。
「配信をはじめますよ~って宣伝するってこと?」
「そう、何もせずいきなり配信を始めてもいいけどやっぱり最初からそれなりのリスナーはほしいでしょ?そうなったら宣伝から始めるのが一番いいわ。私がリツイートして拡散することもできるしね」
姉さんの言っていることは理にかなっているし、拡散もしてくれるっていうならそれに乗っからない手はない。
「わかった!いう通りにとりあえずアカウントを作ってみるよ」
「あと、個人で活動するということでいいのよね?どこかの所属になったりするつもりはあるの?あるんだったら紹介できるわよ?」
「まずは個人で活動していくつもりだから、気持ちはとてもありがたいけど一旦個人で配信してみるよ」
迅は事務所に興味がない。
事務所に入ってしまうと自分のやりたいようにできない可能性が高いし、そもそも俺は男性だ。
女性しかいない事務所に入ったら、大変なことになるのは目に見えている。
「よかった、安心したわ。そうとなったら宣伝文を一緒に考えるわよ!この道2年、登録者750000人のお姉ちゃんにまかせなさい!」
俺と姉さん二人で試行錯誤しながらツブヤイターにのせる宣伝文を考えた。
一緒に考えている途中やっぱり手をつないだり、『頭撫でてて?考えすぎて頭がつかれちゃったわ』などといった最高なエピソードがありつつ宣伝文は完成した。
「よし!すぐにツブヤイターに投稿するね!」
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アカウント名:コン
新しくこれから配信活動をしていく“コン”といいます!
ちなみにれっきとした男です!
みんなと喋るの楽しみにしているから10月12日の初配信に絶対来てね!!
俺との約束だぞ!!
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「こんな感じでどう?姉さん」
「いいんじゃないかしら、親しみやすさが文章からにじみでているからいいと思うわ。それに、最後の約束だぞ!がとてもいい。さすが私の弟ね。さすおとね」
さすおとってなに?
ま、まぁこれで配信準備ができたことだし配信がっつりやっていくぞ~。
──場所は変わって、とんでもない豪邸のある一室にて。
いつものごとくとんでもない速さでエゴサをしていた西園寺 花音は、あるひとつのつぶやきに目を奪われていた。
「男性配信者のコンさん……これは女性ね、きっと。だって男性がこんな軽いノリで私たち女性に話しかけてくれるわけないもの。ハスキーな声の男装配信者といったところでしょうか」
「ま、まぁ期待はしていないけれど10月12日は開けておこうかしらね……期待していないけれど。そういえば12日はダンス会があった気がするわね。キャンセルしなくちゃいけないし、とりあえず話が分かるあの執事を呼んでみましょうか。凛、いる?」
花音が名前を呼んだ瞬間、音もなく花音の前に男性とも思えてしまうほどの格好良い顔をした執事が姿を現した。
「御用でしょうか、花音お嬢様」
「いっつも音もなく現れるわね、あなたは。おっほん、10月12日のダンス会だけれどもキャンセルして頂戴。別の日に開催をしてくれと主催者に伝言を頼むわ」
執事の顔が少し曇る。
「お嬢様その日は大事な東雲家のダンス会でございます。急なキャンセルともなりますと、さすがにお母様にしかられてしまいます。今一度ご一考を」
「だめよ、もしかしたら私の運命の人と巡り合えるかもしれないもの。それともなにか?あなたは東雲家の執事なのかしら?」
花音が不敵にほほ笑む。
「いえ、私は西園寺家に絶対なる忠誠を誓っている、あなた様の執事でございます。かしこまりました、こちらの方でなんとかしてみます」
「いつもありがとうね。それにしても、はぁ~私にふさわしい殿方はいつ現れるのかしら」
この西園寺家名物の花音の殿方探しは10月12日をもって終了するが、それは後のお話。
文章がつたなかったら申し訳ないです
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