姉とコラボ配信してみる
投稿頻度などは全く決めてません
書き物初めてです
完全自己満で書いてあるため文章がつたない可能性が非常に高いです
それでも読んで!感想をくれ!!
アドバイスくれ!!!
今日は待ちに待った姉さんとのコラボ配信当日だ。
いまだに姉さんからは配信内容を聞かされていない。姉さんは何をするつもりなんだろう。
「迅君?部屋入るよ~」
コラボのため姉さんが俺の部屋に入ってきた。
「もういい加減今日何やるか教えてよ姉さん。」
「だーめ!配信が始まってからのお楽しみだよ?」
「じゃ、さっそく配信始めよう!迅君は準備できてる??」
何やるか分からないのに準備もくそもないけど....
「こっちは大丈夫だよ姉さん。」
「よーーし、それじゃ配信開始!!!」
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姉さんのチャンネルなのでまずは姉さんの挨拶から始まる。
ちなみに姉さんも顔を出さず声だけ配信にのせるタイプの配信者のため身バレに関しては問題ない。
俺はというと声を出さず姉さんの横で出番を待っている。
「みんなー!今日も上がってるかー!SHIONだよ~!」
コメント
・SHIONさ~ん!!!
・さーて、今日はなにをやらかすのかw
・いつも通り弟君の話ですか??
・いやー、存在しない弟の話されるのきついっすw
そう姉さんの配信スタイルは俺の話が9割を占めているらしい。
なぜか俺の話がリスナーに受けてここまでチャンネルが伸びている
「私の弟は存在してるんです!!!ほんとにかっこよくて優しくて最高なんだから!!!将来結婚する予定だしね?」
あのー本人横にいるんですが、褒め過ぎじゃない?!照れますが!!!!
てか、結婚???そんな予定もなければ約束もしてないよな?
コメント
・い つ も の
・そんな男性いるなら私たちは苦労してないっつーの!
・気持ちはわかる。理想の男性を妄想でつくるよな。うん。
・今日の配信はいつもの雑談ですか?
「よくぞ聞いてくれました!今日の配信は伝説になること間違いなし!!ということで入っておいで~」
呼ばれたので声を出し自己紹介をする
「SHIONのリスナーのみなさんこんにちは~!配信者のコンといいます!えーとSHIONとの関係は俺の実の姉ですー。よろしくお願いします!」
コメント
・は?
・は?
・え?
・弟?
・どういうことだってばよ
「はい、ということで!今日の配信は私の実の弟であり最近配信を始めたコン君に来てもらいました~!」
「お邪魔しますね~」
「コン君に登場してもらったところで今日の配信はこちら、でん!!!」
姉さんが今日の配信内容を配信画面に映す
は?これが配信内容?
そこに映っていたのは
【どれだけコン君が私のことを好きなのかリスナーに知ってもらおう!のコーナー】
はい、終わりです。
姉さんは炎上します。
案の定コメントは大変なことになっていた
なんでこの配信内容なのかというと紫苑がこの配信を利用して迅といちゃいちゃしたい!という欲だけでこの配信内容にしたのであった。
コメント
・なにこれ?妄想じゃないの?
・SHIONお前一生恨むからな!!!
・コン君?私のほうが大事にできるよ?こっちおいで?
・はいはい、妄想乙
「コメントは放っておいて~まずはコン君?私の頭をなでて?」
コメント
・は??????
・してくれるわけねーだろ
・てかオフラインじゃん!会ってるやん!直に!
・何この配信
紫苑は見抜いていた。迅は家族からお願いされたことを断ったことがない。
いや、断れないのではないかと。そしてその読みは当たっていた。
迅は家族を愛しているがあまり家族からのお願い事は断れないのであった。
そしてその効力は配信中でも関係なく発揮される
迅は紫苑の頭を無意識に撫でていた
「じゃ、じゃあ姉さん撫でるよ?」
「コン君、くすぐったいよ~。あ、髪型を崩さないように優しくなでてくれてありがとうね。ふぅ~最高だ~、幸福感がものすごいよ~!」
姉さんの顔はツルツルで最高の笑顔があふれていた
コメント
・私は冷静さを欠いています
・〇すぞ!!!!このくそアマァ!!
・血の涙が流れてきたんだが???どうしてくれんのこれ!
・アタマサビシイ。ワタシモナデテコンクン
配信が大変なことになっている
「次はどうしよっかな~。こ、コン君がよければハ、ハ、ハグとかもいいですか?」
コメント
・いいですか?じゃねーよ!!ダメに決まってんだろ!!
・もうやめてください.....私のライフは0です....
・あぁ....コン君の姉はなんで私ではないのですか??
・さすがに無理やろwハグなんて生涯に一回できるかどうかやぞw
「姉さんが甘えてくるなんて珍しいね。いいよ後ろからがいい?それとも前から?」
迅はヤケになっていた
姉さんの炎上はもう確実だし、やってしまったもんは仕方ない!だったら配信を盛り上げよう!と意味の分からない思考に陥っていた。
「ままま、前からでもいいんですか?!じゃあ失礼して....」
コメント
・あっ....(天に召されました)
・なんでカメラないんですか?!声だけだと妄想が膨らんで嫉妬で気が狂いそうです!!!!
・ボロネーゼ!!!(頭が壊れました)
・罵詈雑言しかなくて草
「あぁ~^^この温もりSAIKOU。もう死んでもいいね。体と心が癒されていく~あっ」
姉さんが鼻血を出しながら気絶した
「えーと、姉さんが特殊な事情で喋れなくなったので配信終わります。ほんとにすいませんでした。」
コメント
・ざっこwハグだけで気絶したとかwまぁ私もするけど
・コン君は悪くないよ~あのSHIONとかいうクソアマが全部悪いからね~
・結局何だったんだこの配信.....
配信終了
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俺は横になって幸せそうな顔で気絶している姉さんをみて一人つぶやく。
「姉さんの配信人生終了か.....短い人生だったな.....」
こんなにもあっけなく人の生涯が終わるものなんだなと、迅はしみじみ思うのであった。
人生ってはかないですね.......




