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心、揺らぎ -3-
「——あれ?」
ユザミさんは小さくそう呟いた。
「お義兄さんが……いない。声も、聞こえない」
僕は呼吸を忘れている。
「リト様が、いるからでしょうか」
窓の外を見るユザミさんの横顔。
「……お義兄さんではないのに、なんで」
窓の外に向けられる、その視線。
「なんで、私は——」
その、瞳。
どうしたらいいか分からないといった表情をしてこちらを見る左目だけが——
「——殺したいと、思っているのでしょうか」
——確かに、赤く光を放っていた。
「——あれ?」
ユザミさんは小さくそう呟いた。
「お義兄さんが……いない。声も、聞こえない」
僕は呼吸を忘れている。
「リト様が、いるからでしょうか」
窓の外を見るユザミさんの横顔。
「……お義兄さんではないのに、なんで」
窓の外に向けられる、その視線。
「なんで、私は——」
その、瞳。
どうしたらいいか分からないといった表情をしてこちらを見る左目だけが——
「——殺したいと、思っているのでしょうか」
——確かに、赤く光を放っていた。
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