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限りなく水色に近い緋色【Revise Edition】  作者: 尾岡れき
第2章「使い捨てられる廃材たち」
63/68

60「遺伝子工学研究所・非公式レポート」


実験室こと、厚生労働省の外郭団体【遺伝子工学研究所】による非公式レポートから抜粋。





・○○年□□月△△日、実験サンプル廃棄第3工場が機能停止。機密保持の為、【弁護なき裁判団】による施設破棄、情報統制施行。確認されていた廃材378体を並行処分。


・機能停止した廃材65体の施設外流出を確認。身元不明人として警察庁介入で情報統制行う。処分済。


・羽島公平含む13体の廃材の流出を確認。特化型サンプル【限りなく水色に近い緋色】(以下特化型)の保護下にあり。室長判断で、特化型との交戦を停止する。


・対処は追って研究者会議クリエイターミーティングと政府閣議で検討予定。


・特化型を最重要監視対象に認定。【弁護なき裁判団】による監視を最高レベルで施行する。


・廃棄体四号の監視は継続するが、捕獲・処分の必要なし。動向に注視すること。


・研究者コード【シリンジ】の消息が不明。今実験の被害により死亡したと推測。死亡届を出し、捜査を中止する。


・【弁護なき裁判団】No.Cが起動不能。破棄を決定する。


・海外からのテロとして情報統制を行う。マスメディア各社、反論なく報道を実施。継続し、情報統制に留意。核分裂反応については公表せず、立ち入り禁止区域に指定。周辺住民の異論なし。


以上。

 

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