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第6話 女の子になった理由。

なぜ、女の子になったか?智花が話してくれます。

俊樹は、

思いついた疑問を智花にぶつけてみた。


「ニューハーフのインタビューなんかだと、男が好きで女になったっていうのを聞くけど

友也って男が好きだったのか?

もしかしたら、好きな男とかいたのか?

好きな男にふりかえってもらうためとか、

その男とその・・・たとえば、・・・言いにくいなあ・・・

せ、セックスをしたいと思ったとか?

(まさか、俺を狙っていたんじゃないだろうな?)」



「ふふっ。そんな人いないよっ。

そんなこと考えたこともない。


でも、女性になろうとする男性がいたら、そう考えちゃうよね。

それが世の中一般的な考え方だもんね。

男の人が好きすぎて、性転換しちゃったみたいな話、よく聞くもんね。


確かにそういうの多いかもしれないけど、最近はそういう人ばかりじゃないよ。

私が、女の子になった理由をちゃんと話すね。


私が女の子になろうとした大きな理由は、

さっきのニューハーフの話と矛盾しそうだけど、


女の子が好きすぎたから・・・なの。

女性の体、顔、髪の毛、声とかが、好きで好きでたまらないから

女の子になりたくなったの。

男の子を好きになったことは一度もないの。」



「えっ、そうなのか?(とりあえず、俺はセーフだな。安心した。)

でも、どういうことだ?

ちょっと、待てよ、女の子が好きすぎて、女の子になる?

意味がわからないぞ。

レズビアンになりたいってことか?」



「ちょっと、レズビアンとは違うかも。


私、俊樹と同じで、幼いころから、可愛い女の子が大好きだった。


そして、俊樹が知っているように、私、俊樹と同じように

可愛い女の子のミニスカ姿が好きで、


そのお・・・ちょっと言うの恥ずかしいけど、


パンチラとか、女の子の下着姿も好きなんだ・・・

パンツだけでなく、女性の服にブラとかキャミのラインが浮き出ているところとか

大好きっ。」


智花はちょっと顔を赤らめて、とても女の子が口にしそうもない

ことを口走った。

(やっぱ、この子は間違いなく、友也だ。このセリフは俺の親友の証だ。友也は

俺と同じで、スケベだった。)

俊樹は目の前の女子が友也であることを確信せざるを得なかった。


智花の告白は続く。


「それでね。


小学校5年生ころに、自分自身が女の子になれば、

いつでも、ミニスカ姿の女子を見れるんじゃないかって

思いはじめたの。

いつでも、女の子が見れる。いつでも女の子を触れるってね。」


俊樹の頭の中に、小学生の頃の友也の姿が浮かんだ。


(そういえば、友也って子供の頃から、女の子にまちがわれていたよな。

確かに、俺もこいつ可愛らしいなって思ったことが何回かあった!)


「それでね・・・

もし、女の子になれば、ミニスカ姿っていうだけでなく、

それこそ、・・・パンチラも自由に見れるっていうか、下着姿も

自分だから見れるし、

おっぱいだって、自分についているんだから、自由に見たり触ったりできるし・・・

揉んだらどんな感触なんだろう、どんな気持ちになるんだろうって思った。

髪の毛だって、長く伸ばせば、アップにしたり、ポニーテールとかツインテールとか

いろいろ楽しめるし、

香水つけたり、お化粧したりして、楽園だなって思ったんだ。」



俊樹は目を丸くした

「と、トモっ。今の発言の一部!問題あるぞっ。

ちょっと変態的じゃないか?」


思春期の男性なら、スケベな妄想でそういうことを一時的に考えるのはありそうだ。

女体化して、オナニーするなんて、よくエロ漫画の題材になっている。

しかし、小学校5年生でそういうことを考えて、実際に女性になろうなんて思うのは

珍しいんじゃないか?と俊樹は感想をもった。


智花はちょっと顔を赤らめた。

「うん、自分でもちょっと変態的だと思う。

でも、俊樹と一緒にミニスカの女の子が素敵だっていう話をしているうちに

絶対女の子になりたいって思うようになったんだ。

男でいられないっ、

女の子の体が欲しいって思った。

おっぱいや、ふっくらしたお尻がほしいと思った。

だって、自分が女顔っていうのも十分わかっていたし・・・


ただし、両親、相談に乗ってくれた医者には、変態的な欲望は話さなかったよ。

男性の体に違和感があるとか、性自認が女性であるとか、そういう話をしたんだ。

性転換を認めるための医学的なルールというか、確認事項とかもいろいろ勉強したからね。

医療では、興味本位で性別を変えるなんて、絶対認めないから。

だから、

性転換を望むポイントとして、男性が恋愛の対象って話もしたよ。

昔とちがって、絶対必要条件ではないとは思うけど、

性行為の対象が男性だって言った方が有利なはずだから・・・」


「そ、それじゃ・・・

俺がミニスカの似合う可愛い女の子を彼女にして、

好きなようにしたいって話をしたあと、、

自分もそう思うっ!て同意していた友也は・・・」



「実は、自分自身が可愛いミニスカ女子になって、

自分で自分を自由にしたいって

思ってたってことなんだ。


ちょっと変態的かもだけど。


でも、ミニスカ女子好きってことはつまり、


自分自身が女性になっても、

他の女の子のミニスカ姿も大好きってことだよ。

俊樹と同じ「ミニスカフェチ仲間」のポジションは変わらないよ。」



「そっか、相変わらずミニスカ好きなら、俺と話が合うよな。


ミニスカの画像をみながら、街を歩きながら、通行する女の子を観察しながら、

これからも二人で盛り上がることはできるってことか!」


(トモのやつ、容姿は変わっちゃったけど、話している内容は、今までと変わらないぞっ。

友達でいられそうだ。)


「うん、そうだねっ。

あと、俊樹がミニスカ女子高生が集まる場所、たとえば、女の子向けの雑貨店や洋服を売っているお店

なんかに一人で行ったり、男の友達と行ったら、すっごく怪しいけど、

ミニスカ女子高生である私と一緒に行動するなら、カップルとして見られるから、怪しくないよ。

俊樹にとって、すごくメリットある話だと思うけどな。


あと、私は、もう女の子だから、女子更衣室で他の女の子の着替え姿を見放題だし、

まだ、行ったことないけど、温泉や公衆浴場で女性の裸は見放題。

どんな世界か俊樹は私から情報得られるよ。」


「なるほど、そりゃ、メリットあるな。

いっしょに行動してくれるなら、女子高生が集まるお店とか行きやすくなる。


更衣室や女風呂の話を聞くのはいいやっ。夢が壊れそうな感じがする。


それにしても女の子が好きすぎて、女の子になっちゃうなんて、まだ、ちょっと信じられない・・・。

なんとなくはわかるような気がしてきたけど・・・

でも、もう一つ別の疑問がある。教えてくれ。」


「うん、答えられることなら、答えるっ。

疑問に思ったこと、なんでも聴いてよ!」



23日月曜日に7話アップの予定です。

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