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第11話 ガールズトーク?

美園、みずほ、智花の3人は湯船の縁に腰掛けながら、新たな話題による会話を始めようとした。

話の流れを握っているのは、もちろん美園である。


真っ裸の女性3人がおっぱい丸出しでおしゃべりしているというすごい状況に、真っ赤になる智花で

あった。自分以外の女性の素っ裸を生でみる機会など初めてである。

どこを見て話をしていいのかわからなくて、戸惑うばかりであった。

湯気がたっぷりただよう風呂場であり、幸運なことに赤面した顔はチェックされなくて済んだ。


美園が直球で智花に質問をする。

「さっ、智花ちゃんっ。本音タイムよ。うちの俊樹のことどう思っているの?

好きなんでしょ?」


みずほも、うれしそうに続く。

「うん、うん、それそれっ。聴きたかった。

俊樹のことが好きだから、女の子になっちゃったんじゃないの?」


「あのーっ。」

智花が声を出し始めると、美園とみずほは、目をらんらんと光らせ、興味深そうにした。


「俊樹のことが好きで女の子になったわけではないんです。

とにかく、女の子になりたいって気持ちが強かったんです。

恋愛感情とかは、俊樹だけでなく、男性には全くありませんでした。」


「へーっ、意外!

男性が好きで女の子になるのかと思ってたけど、そういうのとは違う考え方で女の子を目指したわけね。」

みずほがうなづきながら感想をのべた。


美園は続きの話を待つ態勢だ。


「でも、実際女の子になって、男性から告白受けたり、じろじろ見られたりするようになると、

自分が男性に恋愛対象というか性の対象として見られていることがわかるようになります。

というか、もう極端な話、襲われるんじゃないか、犯されるんじゃないかって恐怖も感じることが

あります。

そんな時に、自分が頼れる男性がいればいいなあって思いはじめるようになりました。

そして、そんな男の人と一緒にいたいなあって思うようになりました。」


「うん、うん。女の子になったばかりだし、そんなに可愛ければ、男にじろじろ見られるし、

確かに怖くなるかもしれない。

生まれた時から女の子なら、男性の視線を逃れる方法や、男の扱い方わかるから、

そうはならないと思うけど。」

みずほが再びコメントした。


そこで美園も会話に入る。

「そうねっ。

男性と女性って、異性に観察されるというか値踏みされるという点で違うんですもの。

若い女性で可愛かったりすると、街を歩いても、電車に乗っても、学校に行っても、常に視線を

感じるはずだしね。

智花ちゃんだったら、たぶんすごい視線の数にまいっちゃったかも。


実はね私も、若い時はすごくモテたから、その視線をすごく感じたよ。

私の場合は、自分は注目されているんだから、もっともっと綺麗になろうって前向きに考えたけどね。」


「ふふっ、

おかあさん、おかあさん!何気に自慢してるねっ。

私も、けっこうモテるんだけどっ。

まあ、いいやっ、智花ちゃん、続けて。」

みずほが促す。


「それで、もし男性と付き合うとしたらと仮定の話を時々考えるんですが、

その時浮かぶ顔は、俊樹しかいないんです。

俊樹以外の男性とはとても付き合えない・・・って考えちゃうんです。


でも、そう考えると同時に、俊樹には普通の女性と恋愛してもらって、ふつうの結婚をしてもらって

幸せになってほしいなあって思うんです。

私は、親友の立場であればいいなあって、思うんです。


でも、女性になった私が親友ってありうるのかな?男と女が親友として付き合うって無理かな?

とも思うんです。


だから、だから、俊樹にベタベタしちゃだめだなって思うんですけど、とりあえず、今はいっぱい話が

したいし、いろいろ一緒に遊びたいと思うし・・・


だって、趣味とかでは私、男性的な部分がいっぱい残っているから・・・

女性の友達とは話せないことがあるから・・・


えーっと、えーっと、混乱してゴメンなさい。


複雑なんです。」

智花は半泣き状態だった。


「智花ちゃんっ!」

美園が、智花を抱き寄せる。Dカップはあるだろう。美園のふくよかな乳房と智花のCカップの乳房が重なり、智花は柔らかな気分に包まれる。

(わーっ、気持ちいいっ。)


「智花ちゃん、いろいろ悩んでるんだね。でもね、私は智花ちゃんの味方だよっ。おとうさんも同じだと思う。もし俊樹と一緒になりたければ、全面的に応援するからね。」


「おかあさん、私を忘れないでっ。私も智花ちゃんの応援隊の一人だよっ。」

今度は、みずほが智花の後ろから智花を抱きしめた。

智花の背中に、みずほのBカップの胸のやわらかい感触が伝わり、またあったかい気分になる。


智花は人間サンドイッチ状態だった。

柔らかな感触で気持ちが、ふにゃーっとしてきた。


「あ、ありがとうございます。俊樹に対する気持ちは今はよくわからないけど、

これから、私が悩んだ時は相談に乗ってください。」


「もちろんよ。」

「もっちろんっ!」


智花は感謝の気持ちでいっぱいになった。




一方、俊樹は父親の正樹と並んで湯船に浸かっていた。


「おおっ、しばらく一緒に風呂にはいらなかったが、お前の胸板、けっこういい感じになってきたな!」


「とうさんも、中年のくせに全然腹が出てねえぞ、すげえっ。」


「まあ、鍛えているからな!

中年太りには気をつけているよ。


ところで、俊樹、智花ちゃんのことでは複雑だろう?

親友が女の子になっちゃたんだから。」


「うん、そうだね。

どうやって対応していいのか、正直言ってまだわからない。」


「これだけは言っておこう。

智花ちゃんは俺たち夫婦にとって親友の子供だ。だからとても大事な存在だ。


それから、智花ちゃんは、手術によって、完全に女の子になったと言っても、

これからいっぱい困難が待ち受けている。

まず、本物の女性でないから、女性ホルモンを継続的に補給しなければいけない。

また、もちろん、子供を作ることはできない。

そして、生理がないから、女性同士の社会ではかなり気を使わなければならない。

ほかにも、いろいろ女性として暮らすためのたくさんのハードルがある。

決して楽な人生ではない。辛い人生かもしれない。

智花ちゃんはその人生を選んでしまった。

彼女の両親や俺たち夫婦は応援するつもりは十分あるが、いずれ年をとる。

その時に彼女をサポートできる存在は彼女の実の姉やみずほ、そしてお前だ、俊樹。

親友なら、近くにいて支えてやってほしい。」


「そ、そうだな...


わかった...

よく考えてみれば、智花の人生ってすごく大変なんだ...


近くにいて、いろいろ助けてやらないと!

細かいこと考えて、いろいろ悩んだけど、シンプルに考えればいいんだ。


うん、俺がサポートするっ!

任せてくれ!

ずっと親友だったんだから。」


「うん、頼むぞ。」


(うん、嫁さんにしてやれよ!)という父親の心の声には気づかない俊樹だった。

年内に、なんとかあと1回更新したいと思っています。

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