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信頼中毒  作者: 直樹将軍
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病気(ちから)

 テレビで“黒死病こくしびょう”が大きく報道されてから一週間がたったある日の事だ。

一人の少年に異変が見られた。

彼の周りの物が軽く電気を帯び始めたのだ。

静電気それが彼の力だった。

 

 世界が大きく歪み始めた。

それからたった一年間で世界の技術は、科学から魔法へと方向転換を始めたのだった。

 魔法というのは誰にでも使える物ではない。

いや正確に言うと使えないのではない“扱えない”のだ。

一人の人間に一つの“魔法ちから”を世界の歪みから与えられる。

 


 “世界の歪み”が具現化した。

世界で最も早く歪みの影響がでた日本の首都“東京”

その真ん中に巨大な樹が生えた。

その樹は天空に届きその根の届く所からは、魔物が湧き出した。

魔物はいくら殺しても、樹の根の届くところでは土壌に吸収され生き返る。


 アメリカを中心とした世界はある判決を下した。

核による攻撃である。

始めはどの国も反対をした。

しかし、黒死病の原因は樹がであることが判明した。

と、同時に日本を除く全ての国が、恨みを日本に集中させた。

樹の上で強烈な閃光を放ったソレは、まるで生きてるかの様に動く樹に

 

 “喰われた”


人類の最後の抵抗である。


その後日本はその樹に畏怖の念を込めてこう呼んだ“終焉の樹”と。

そして、世界から孤立した日本はある技術を確立した。

魔物の遺伝子の移植である。

 これにより日本人の身体能力が遥かに上がったのである。

そして魔物の遺伝子を移植した人間が殺した魔物は復活しなかった。

しかしこの時には既に人類の数は半分になっていた。

それでも秩序はゆっくりと取り戻された。


ここからが“人類最期の抵抗”である。

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